約 2,183,270 件
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/1902.html
サンタアナスタシア 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 神 攻撃 火・氷 ★5 35 2153 2712 909 911 904 力の祝福【絶】 【全】攻撃力2.5倍 ★6 55 3014 3809 954 1048 1040 主神の剣 【全】攻撃力2.75倍+ダメージ限界値30%アップ+【赤・青・緑】攻撃力1.7倍 詳細 覚醒 70 降誕の神剣 【個】全属性攻撃1.3倍
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/395.html
罪なる其の手に口づけを◆6XQgLQ9rNg 靴裏が、硬く乾いた荒野をざりっと噛み締めた。 声を張り上げずとも会話ができるギリギリの距離で、異形の騎士が立ち止まる。 決して近いとは言えないその場所から、カエルは、狼に身を預けるアナスタシアの様子を伺った。 こちらに背を向けるアナスタシアは、眠っているようにも思案しているようにも、集中して首輪解体に向き合っているようにも見える。 なんとはなしに、視線をくゆらせる。 剣戟を響かせ魔力を爆ぜさせる演習を、イスラとピサロが繰り広げていた。 その余波で風が吹きつける。水分を奪い取りそうな埃っぽいその風に身を竦ませ、カエルは今一度アナスタシアへと目を向けた。 すると、目が合った。 アナスタシアとではなく、彼女の体重を受け止めるルシエドと、だ。 獣とは思えないほどに理知的な瞳は鋭く、眼光には貴種守護獣斯くあるべしとでもいうような威厳に溢れている。 人智を超えた存在であると、一目で分かる。 にもかかわらずカエルは、口端に笑みを浮かべた。 黙したままアナスタシアの枕となりカエルを見上げるその様は、神々しさよりも愛らしさが勝っていたからだ。 そんな印象を抱いたのは、胸の奥で勇気の欠片が息づくが故かもしれなかった。 勇気の鼓動に呼応してか、ルシエドが鼻をひくつかせる。 「……目覚めの口づけをしてくれる王子様が来てくれたのかと思ったんだけど」 欠伸交じりの声がした。 「よくよく考えたら寝てる女の子にキスする王子様って正直ドン引きよね」 ルシエドに身体を預けたまま身じろぎをし、振り返らないままで、アナスタシアは一人続ける。 「そもそも女の子の寝込みに近づくってのがもうね。下心見ッえ見えなのがアレよ」 まるで。 「清純で貞淑な乙女としてはNG。そーいうのは断固としてNG。肉食系で許されるのは女子だけだって思うのよ」 まるで、カエルに言葉一つ挟ませないかのように。 「あ、この場合のNGっていうのは『ナマ――』」 「アナスタシア」 だからカエルは、連射されるアナスタシアの単語を、強引に断ち切ることにした。 放っておくと、激流のようなこのペースに押し流されてしまいそうだった。 「少しでいい。話をさせてくれ」 返答は、細く長い吐息と沈黙だった。 それを肯定と捉え、カエルは口を開く。 「まず、礼を言わせてほしい」 水気が薄れ、乾いた舌を動かして言葉を紡ぐのは、存外に難しい。 「俺が、今こうして俺として両の足で立っていられるのは、お前が奴を滅してくれたからだ」 意識に溶け込んでいた、熱っぽく濃密な災厄の気配は欠片もない。 アナスタシアが過去を振り切ったその瞬間に、焔の災厄は滅び去った。事象の彼方に還ることすら許されず、完膚なきまでに消え失せた。 上手く話せているだろうかと思いながら、カエルは、乾いた風に言葉を乗せる。 「ほんとうに、感謝している」 「その気持ちは貰っておくけれど。でも、戦ったのはわたしだけじゃない。 ロードブレイザーを破れたのはみんながいたから。 それにあなたを助けたのは、わたしじゃない」 振り返らないままの答えは素っ気ない。 カエルに向けられるのは変わらず後頭部だけで、彼女の表情は伺えないままだ。 だがカエルは、声が返ってきたということに、軽く胸を撫で下ろす。 「お前はストレイボウに力を貸してくれた。それは、お前自身の意志だろう?」 そうして生まれた余裕が、記憶へと道をつけていく。 浮かんだのは、ルシエドに跨るストレイボウだった。 風を斬り地を疾走する欲望の獣を駆って進撃するストレイボウの姿は雄々しく勇ましく苛烈だった。 勇気の欠片が胎動を始めたのは、あの頃だったのだろう。 カエルは左手を鳩尾に当てる。そこには、奇妙な心地よさを孕んだ疼痛が残っていた。 「……まあ、ね」 アナスタシアの返答もまた、苦々しいものだった。 ルシエドが、その鼻先を主に寄せる。 応じるように、アナスタシアはルシエドを愛おしげに一撫でし、その身をそっと抱き寄せた。 「ストレイボウの気持ちが、分かっちゃったから」 囁くようなか細い声だった。 溶ける間際の薄氷を連想させるその声は、誰かに届けるつもりなどないかのようだった。 人ならざる身では一足、されど人の足ではすぐには踏み込めない空隙を開けたまま、カエルは、黙してその言葉を咀嚼し、 ――だからこそ。だからこそ、心から感謝する。 言葉にするべきではないと思い、胸中だけで、改めて謝意を表した。 乾いた風が、粉塵を巻き上がらせる。アナスタシアとの間に空いた距離を、砂埃が舞い抜けた。 激化するイスラとピサロの演習を尻目に、カエルは言葉を継ぐ。 沈黙を横たわらせたままにしては、ならない。 まだ伝えたいことが、燻っている。 「……もうひとつ、話したいことがある」 付着する乾いた埃を払い、カエルは告げる。真正面、背を向けたままのアナスタシアへと。 「三度、戦った」 記憶の道を辿り、想い出を拾い集め。 砂気混じりの風に攫われないよう、唾液で口内を湿らせて、カエルは告げる。 「マリアベル・アーミティッジと、俺は、三度戦ったんだ」 ぴくり、とアナスタシアの肩が震えた。 ルシエドを抱くその腕に力が籠ったように見えたのは、気のせいではないだろう。 「そしてそれよりも前に、俺は、彼女にまみえた」 隔てた距離の先へと届けるべく、カエルは、随分昔のことのように感じられる想い出を届けていく。 「敵としてではなく、手を取り合うべく存在として出逢っていた。すぐに別離してしまったが、な」 まず語るのは、出会いと別れ。 交わした会話は僅かで、過ごした時は半日にも満たない程度だった。 たったそれだけの時でも、マリアベルが持つ温かさは想い出に残っていた。 もしも、などと考えても詮無い。今この瞬間のこの場所に、時を超える術などありはしないのだ。 それでも、仮に。 仮にあのとき、べつの選択肢を手に取っていれば。 あの温もりに、身を委ねていたのなら。 善し悪しはさておき、きっと歴史は変わっていた。 カエルは目を閉ざし、そっと首を横に振る。 夢の海原に浮かぶ箱舟のような無意味な思惟を、意識の外に逃がすように。 「次に出逢った時は、もう敵だった。俺が、敵となった」 開けた瞳に左腕を映す。 敢えて治癒を施していない傷跡は、ボロボロになった今でもよく目立っていた。 その痕を眺めながら、城下町での交錯について語る。 最初の相手は、素人の混じった女三人。回復手段を考慮したとしても、獲れると思っていた。 事実、マリアベルに重傷を負わせロザリーを瀕死にまで追い込んだ。 追い込むまでしか、できなかった。 サンダウン・キッドを始めとした新手が来るまでに決しておけなかったのは、マリアベルの実力と聡明さがあったからに他ならない。 サンダウンにも手傷を与えたこともあるのだ。シュウに宣言したように、戦略レベルでの勝利は収めたと言っていい。 ただし戦術レベルで考えた場合、マリアベルに対し勝利したとは、決して言い切れない。 「…………………」 アナスタシアは、またも黙りこくっていた。 イスラに自分語りをしたときとは違い、相槌が返ってくるわけではなくても、カエルは話を止めなかった。 「再会は、お前も居合わせたあの夜雨の下だった」 濡れそぼる漆黒の世界を思い出す。 雨はカエルを祝福した。 夜はマリアベルに隷属した。 それを示し合わせるようにして、互いに、独りではなかった。 死力を、尽くした。 魔王との連携に、マリアベルとブラッド・エヴァンスは追い縋り喰らい付いてきた。 奴らが無慈悲なでの本気さで、カエルと魔王を打倒すべく向かってきたのであれば、完膚なきまでの敗北すら考えられた。 ここでもカエルは、敵の命を獲れなかった。 追い詰めたブラッドが死した要因は、マリアベルの術だった。 覚えている。 仲間の――友の意志を尊び、命を敬い、その全てを、その力で以って燃やし尽くしたマリアベルの姿を。 そしてその果てで、マリアベルは膝を折らなかった。 ブラッドの遺志を受け止め握り締め抱き留めて、カエルの前に立ちはだかったのだ。 その堂々たる態度からは、夜の王の名に恥じぬ高潔さが溢れていた。 「そして」 そして三度目は、ほんの半日ほど前。 約定を破り捨てることで成した奇襲に端を発する、戦いだった。 そこから先は、アナスタシアも知るところでもある。 だとしても、カエルは、敢えて口にするのだった。 「この手でマリアベルの命を奪ったあの戦いが、三度目の出会いだった」 あのときマリアベルの胸を貫いた右手は落とされてしまった。 それでも、魔剣ごしに感じた命を奪う感触を覚えている。 これからもずっと、覚え続けていかなければならない。 そして、それと同様に。 カエルの意識に強く焼き付いている事柄がある。 それというのは、 「あのとき、お前は立った。俺の刃の前に、絶望の鎌を振りかざして立ちふさがった」 両の腕で自身を抱き締めて無様に震えているだけだったアナスタシアが、吼え、叫び、立ち上がった瞬間のことだ。 力が及ばないとしても、止められる保証などありはしなくとも、それでも友を護ろうと地を踏みしめるアナスタシア。 その姿は気高く尊く、そして。 目を灼く覚悟なしでは直視できないほどに眩く鮮烈だった。 だから思うのだ。 アナスタシア・ルン・ヴァレリアとマリアベル・アーミティッジは、真に友と呼べる間柄だったのだろうと。 その絆は、蒼穹を羽撃く渡り鳥を支える両翼のようにも感じられた。 「俺はその瞬間のことを忘れない。マリアベルを護るべく立ったアナスタシアのことを、必ず、忘れはしない」 ルシエドの毛並みが、ぐっと握り締められるのが見えた。 「そして詫びさせてほしい。許さなくても構わない。許しを求める資格などない。許しを頂く権利もない。 承知の上で、詫びさせてほしい」 カエルは目を閉ざし地に膝をつき、頭を垂れる。 たとえアナスタシアが見てはいないとしても。 深く深く、頭を垂れる。 「ほんとうに、すまなかった」 謝罪を口にするということは、即ち。 左腕の傷跡を、純然たる罪の証であると、認めるということだった。 信念のためと、国のためと、そう言った信仰で覆っていた罪を曝け出し、逆に、罪によって覚悟を包むということだった。 許しが与えられない罪をずっと、両肩に担っていくということだった。 いつしか風は止んでいた。剣戟と魔力が奏でる音は止まっていた。 けれど、開いた距離を埋める言葉はやって来ない。 カエルはゆっくりと立ち上がる。膝に付いた土を、払いはしなかった。 「邪魔をしたな」 アナスタシアに背を向け、荒野に足跡を刻む。演習の音が消えた世界では、微かな足音さえも響く。 同じように。 「……待って」 声だって、届くのだ。 距離を隔てた向こうからであっても。 背中合わせのままであっても。 押し殺したような声であっても。 よく、届くのだった。 だからカエルは足を止めて振り返る。 開いた距離の一歩を戻りはしないままで彼女を見る。 相変わらずアナスタシアは背を向けていた。 けれど欲望の獣の双眸は、じっとカエルを見つめていた。 「何を言われても。どんなことを想われても。何度謝られても。わたしは、あなたを許さない。 それは、ぜったいに、ぜったいよ」 息を詰まらせたかのようなアナスタシアのその言葉に、カエルは頷きを返す。 それでいい。 重い咎人となったこの身が、簡単に許されてよいはずがない。 「だから生き抜きなさい。ずっと、ずっと。 ずっとずっとずっと、罪を握り咎を抱いて生き延びなさい。 そして、必ず」 アナスタシアは続ける。 流暢に淀みなく、有無を言わさぬような口調で。 「そして、罪を離すことのないまま」 静かに刻むように呼吸をして、言い渡す。 「必ず、幸せになりなさい。 その目で幸せを探しなさい。 その足で幸せへ向かいなさい。 その手で幸せを掴みなさい。 その身を幸せで包みなさい」 冷酷さと残酷さと、 「拭えぬ罪を抱えたまま生きて、幸せになるの。いいわね」 ほんの少しだけの甘美さを練り込んだような声で、言い渡した。 「言いたいことはそれだけ。それだけよ」 告げるだけ告げると、刃を眼前に突き付けるかのようにして、アナスタシアが会話を打ち切ってくる。 だが元はといえば、カエルが一方的に話し始めたのだ。途中で打ち切られなかっただけマシだっただろう。 「……幸せ、か」 それは、縁遠さを感じる単語だった。 口にしてみても、その言葉は、遥か彼方で揺らめく幻のようにしか感じられない。 そんな幻想のようなものへ至れと、アナスタシアは言うのだ。 マリアベルだけでなく、仲間をも手に掛けたこの手で、幸せを手にしろと言うのだ。 覚悟の証であり、同時に罪の証である傷痕が疼く。 幸福を望むなどおこがましいと。 どの面を下げて幸福を求めるのだと。 苛むように疼く。 奪ってきた全ての命が、潰えたあらゆる未来が、刈り取られた無数の可能性が、傷跡を掻き毟ってくるようだった。 責め立てるようなこの痛みは障害消えはしない。赦されることなどありえない。 幸せという単語を転がすだけでも疼くのだ。 幸せの実態に近づけば近づくほど、痛みは激しく増すに違いない。 だからこそ。 「その言葉、確かに刻み込んだ」 傷痕を晒すようにして、カエルは。 その左腕を、掲げる。 「癒えぬ傷跡と共に、確かに刻み込んだ」 言い残し、カエルは地を蹴る。 話すべきは話した。 対する答えも受け取った。 だからカエルは地を蹴る。 止まぬ疼きを、そのままに。 ◆◆ カエルの気配が遠ざかっていく。 背後の空白を感じ取り、アナスタシアは深々と息を吐き出した。 ちょこの話に次いで、今度はマリアベルの話ときた。 デリカシーのない奴らばかりだと思う。少しくらいはこのわたしを見習うべきだと、独り肩を竦める。 ルシエドを抱き、その熱を感じ取りながら、アナスタシアは膝を立てる。 物憂げな表情なのは、カエルの詫びが耳の奥で響いていたからだ。 なにも静かになってから言わなくてもいいのにと、アナスタシアは思う。 目を覚ましてしまうほどにうるさいドンパチに紛れて言ってくれれば、風の行くままに流してしまうことだってできたのに。 カエルは、自身の行為を――マリアベルの命を奪ったことを、許されざる罪だと認識していたようだった。 罪悪感に満ちた彼の詫びを聴き、アナスタシアが真っ先に感じたのは羨望だった。 その罪は他人に背負わせたいものではない。罪のかけらひとつすら、誰かにくれてやるのは嫌だった。 ほんとうは。 ほんとうは、その罪科は。 マリアベルの親友である、アナスタシア・ルン・ヴァレリア自身が背負いたかったものなのだ。 自分がしっかりしていなかったから。 護られることを由とし、自分の足で立っていなかったから。 マリアベルが好きでいてくれて、マリアベルと対等でいられる『わたし』でいなかったから。 そういった後悔や慙愧の念に根差す罪を抱えていたかった。 けれどアナスタシアは、その願いを叶えることはできない。罪を握って行くわけにはいかない。 過去に囚われないと決めたから。過去に逃げないと決めたから。 マリアベルとアナスタシアの間を繋ぐものが、罪などであってはならないから。 罪を感じてしまっては、彼女と出逢い、彼女と過ごした全ての時が穢されてしまう。 それでは、『わたしらしく』生きられない。 だから、想うのだ。 この手が握れない罪を持っていくと言うのであれば受け渡そう、と。 抱かれてしまったその罪は決して消えはしない。アナスタシアの意志が消させはしない。 消えない罪は、死を得たイモータルの元へと至る。罪の担い手は、マリアベル・アーミティッジのことを忘れずにいられる。 たった独り取り残され続けたノーブルレッドを覚えてくれる人がいるのであれば、それは、アナスタシアにとっての幸いだった。 血塗られた手だとしても、マリアベルへと繋がるのならば口づけを捧げよう。 カエルに伝えたのは祈りの祝詞でしかなかった。 我儘で独善的で一方的な、それでいて心からの祝福だった。 アナスタシアは幸せを願う。 そこに至るまでに、如何なる辛苦があったとしても。 マリアベルに至る全ての道には、幸せが咲き誇っていて欲しいと願う。 ――そう、だから。 寂しがりなノーブルレッドを、泣かせたりしたくはないから。 ――わたしは、幸せになるの。 やさしい夜の王の親友である自分を誇りたいから。 ――誰でもない、わたしのために。 くすんだ空の下であっても。 刺のようなしんどさが抜けなくても。 ――わたしは、幸せになるのッ! 幸せに近づけば近づくほど、決して埋めることのできない空虚さが浮き彫りになっていくとしても。 逢いたくて逢いたくてたまらない人たちにもう逢えないと、痛感するとしても。 ――わたしはずっと、幸せを求め続けて生きるのッ!! それでもアナスタシアは、水の入ったボトルを手に取るのだ。 乱暴に蓋を開け、一気に煽る。 ほぼ垂直となったボトルから、生ぬるい水が勢いよく零れ落ちる。 唇を濡らし舌を滑った水は、滝のような勢いで喉を駆け落ちていき、 「――ッ!? ――ッッッ!!」 盛大に、咽返る。 声にならないえづきと共に、涎混じりの水が口端から垂れ落ちる。 喘ぐような呼吸を繰り返すうちに、瞳にはうっすらと涙が浮かび上がった。 水も涎も涙もぜんぶ、強引に手の甲で拭い取る。グローブのごわついた触感が肌を擦る。 ひりつく痛みも構わずに、跡が残ることも厭わずに拭い取る。 そうして。 空になったボトルを思い切り投げ捨てて、アナスタシアは。 ラストリゾートを御守りに、改めて首輪と工具を引っつかむのだった。 【C-7とD-7の境界(C-7側) 二日目 日中】 【カエル@クロノ・トリガー】 [状態]:瀕死:最大HP90%消失 精神ダメージ 小 覆面 右手欠損 左腕に『罪の証』の刺傷 疲労 中 胸に小穴 勇気 真 [装備]:なし [道具]:なし [思考] 基本:幸せになれと、その言葉は刻み込んだ。ならば痛みにこの身を晒し、幸せを探して生きるのもひとつの道かもしれんな。 1:『その時』にむけて、したいことをしよう [参戦時期]:クロノ復活直後(グランドリオン未解放) 【アナスタシア・ルン・ヴァレリア@WILD ARMS 2nd IGNITION】 [状態]:首輪解除作業中 ダメージ 中 胸部に裂傷 重度失血(補給中) 左肩に銃創 精神疲労 中 [スキル]:せいけんルシエド [装備]:アガートラーム@WA2 [道具]:ラストリゾート@FF6 [思考] 基本:生きて幸せになるの。ぜったいよ。それは、ぜったいに、ぜったいなのよ。 1:『その時』にむけて、したいことをしよう [参戦時期]:ED後 <リザーブ支給品(全てC-7とD-7の境界(C-7側)に集められている)> 【ドラゴンクエスト4】 天空の剣(二段開放)@武器:剣 ※物理攻撃時クリティカル率50%アップ 毒蛾のナイフ@武器:ナイフ デーモンスピア@武器:槍 天罰の杖@武器:杖 【アークザラッドⅡ】 デスイリュージョン@武器:カード バイオレットレーサー@アクセサリ 【WILD ARMS 2nd IGNITION】 感応石×4@貴重品 クレストグラフ@アクセサリ ※クイック、ハイパーウェポン データタブレット×2@貴重品 【ファイアーエムブレム 烈火の剣】 フォルブレイズ@武器:魔導書 【クロノトリガー】 “勇者”と“英雄”バッジ@アクセサリ:クリティカル率50%アップ・消費MP半減 パワーマフラー@アクセサリ 激怒の腕輪@アクセサリ ゲートホルダー@貴重品 【LIVE A LIVE】 ブライオン@武器:剣 【ファイナルファンタジーⅥ】 ミラクルシューズ@アクセサリ いかりのリング@アクセサリ 【幻想水滸伝Ⅱ】 点名牙双@武器:トンファー 【その他支給品・現地調達品】 海水浴セット@貴重品 拡声器@貴重品 日記のようなもの@貴重品 マリアベルの手記@貴重品 双眼鏡@貴重品 不明支給品@魔王が初期に所持していたもの デイバック(基本支給品)×18*食品が現在アナスタシアが消費中 時系列順で読む BACK△155 No.00「帝国軍諜報部式特別訓練」Next▼157-1 さよならの行方-trinity in the past-(前編) 投下順で読む BACK△155 No.00「帝国軍諜報部式特別訓練」Next▼157-1 さよならの行方-trinity in the past-(前編) 153 Talk with Knight カエル 157-1 さよならの行方-trinity in the past-(前編) 154 聖女のグルメ アナスタシア 158 イスラが泉にいた頃… ▲
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/5192.html
var KeepedOpenClose = { Key koc_ , GetID function(elem) { var id = elem.attr( id ); if (id.indexOf(this.Key) == -1) { return null; } if (/pages\/(\d+)\.html/.test(location.toString())) { return id + @ + RegExp.$1; } return null; }, Expand function(elem) { var id = this.GetID(elem); if (id != null) { elem.children( * not( first) ).show(); localStorage.removeItem(id); } }, Collapse function(elem) { var id = this.GetID(elem); if (id != null) { elem.children( * not( first) ).hide(); localStorage[id] = 1 ; } }, Toggle function(elem) { var parent = elem.parent(); if (parent.children( * not( first) ).css( display ) == none ) this.Expand(parent); else this.Collapse(parent); }, Exist function(elem) { return localStorage[this.GetID(elem)]; }, Init function() { var self = this; $( div[id^= koc_ ] ).each(function() { var button = $( ).append($( ).attr( href , # ).text( ▼表示/非表示 ).click(function() { self.Toggle($(this).parent()); return false; })); $(this).prepend(button); if (self.Exist($(this))) { self.Collapse($(this)); } }); } }; document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { // #divid(koc_abc123) { 折りたたみ要素 } // 初期値は開いた状態、一度閉じたら記憶して次回から閉じた状態にする KeepedOpenClose.Init(); }); // idx0-6はC以下「少しアップ」に変更 var Passives = [ [ 騎乗 , 自身のQuickカードの性能をアップ ], [ 陣地作成 , 自身のArtsカードの性能をアップ ], [ 狂化 , 自身のBusterカードの性能をアップ ], [ 単独行動 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ 気配遮断 , 自身のスター発生率をアップ ], [ 道具作成 , 自身の弱体付与成功率をアップ ], [ 対魔力 , 自身の弱体耐性をアップ ], [ 神性 , 自身に与ダメージプラス状態を付与 ], [ 女神の神核 , 自身に与ダメージプラス状態を付与&弱体耐性アップ ], [ コスモリアクター , 自身のスター発生率をアップ ], [ 単独顕現 , 自身のクリティカル威力をアップ&即死耐性をアップ&精神異常耐性をアップ ], [ 根源接続 , 自身のBusterカードの性能をアップ&Artsカードの性能をアップ&Quickカードの性能をアップ ], [ 自己回復(魔力) , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ サーフィン , 自身のArtsカード性能をアップ&スター発生率をアップ ], [ 境界にて , 自身に即死無効状態を付与&強力な魅了耐性を付与&通常攻撃時に極低確率で即死効果が発生する状態を付与 ], [ 混血 , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ オルトリアクター , 自身の弱体耐性をアップ ], [ 獣の権能 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ ロゴスイーター , 自身の〔人型〕の敵からの攻撃に対する防御力をアップ ], [ ネガ・セイヴァー , 自身に〔ルーラー〕クラスへの特攻状態を付与 ], [ ハイ・サーヴァント , 効果なし ], [ ダブルクラス , 効果なし ], [ 気配遮断(陰) , 自身のスター発生率をアップ&弱体耐性をダウン【デメリット】 ], [ 道具作成(偽) , 自身の弱体付与成功率をアップ ], [ 道具作成(奇) , 自身のHP回復量をアップ ], [ 復讐者 , 自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ&自身を除く味方全体の弱体耐性をダウン【デメリット】 ], [ 忘却補正 , 自身のクリティカル威力をアップ ], [ 無限の魔力供給 , 自身に毎ターンNP獲得状態を付与 ], [ 無頼漢 , 自身のQuickカード性能をアップ&クリティカル威力をアップ ], [ 領域外の生命 , 自身に毎ターンスター2個獲得状態を付与&弱体耐性をアップ ], [ 狂気 , 自身のBusterカードの性能をアップ ] ]; var isScrolling = 0; // jQueryだと要素端でtouchイベントは発生せずmouseenterだけ発生するおかしな挙動をするので(↓にclickを加えた時も同様の挙動をした) function regEvent(tgt, func) { tgt.addEventListener( touchstart , func, { passive true}); tgt.addEventListener( touchend , func, { passive false}); tgt.addEventListener( mouseenter , func, { passive true}); tgt.addEventListener( mouseleave , func, { passive true}); tgt.addEventListener( touchcancel , func, { passive false}); } function TapOrClickListener(e, callback) { if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { e.target.removeEventListener( click , callback, { passive false}); if (e.type == touchend && $(e.target).hasClass( tap ) && !isScrolling) { callback(e); } } else if (e.type== mouseenter ) { e.target.addEventListener( click , callback, { passive false}); } else if (e.type== touchstart ) { //// ダブルタップならこっち // var tapcount = parseInt($(e.target).attr( data-tapcount )) || 0; // if (!$(e.target).hasClass( doubletap )) { // $(e.target).addClass( doubletap ); // setTimeout(function() { // $(e.target).removeClass( doubletap ); // }, 300); // } else { // callback(e); // } $(e.target).addClass( tap ); setTimeout(function() { $(e.target).removeClass( tap ); }, 300); } } // クリックイベントでアイテムページにジャンプ function ItemClickCallback(e) { if ($(e.target).children( a ).length 0) { $(e.target).children( a )[0].click(); } } function ItemIconCallback(e) { TapOrClickListener(e, ItemClickCallback); if (e.cancelable && (e.type== touchend || e.type== touchcancel )) { e.preventDefault(); } if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { $(e.target).removeClass( touchstart_itemicon ); } else if (e.type== mouseenter || e.type== touchstart ) { $(e.target).addClass( touchstart_itemicon ); } } function SkillIconCallback(e) { if (e.cancelable && e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { e.preventDefault(); } if (e.type== mouseleave || e.type== touchend || e.type== touchcancel ) { $(e.target).children( span.flavorpopup ).removeClass( touchstart_skillicon ); } else if (e.type== mouseenter || e.type== touchstart ) { $(e.target).children( span.flavorpopup ).addClass( touchstart_skillicon ); } } document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { var scrollTimeout; $(window).scroll(function() { isScrolling = 1; clearTimeout(scrollTimeout); scrollTimeout = setTimeout(function() { isScrolling = 0; }, 500); }); var itemapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=1857&file= ; var item2api = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2101&file= ; var skillapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2096&file= ; var buffapi = https //w.atwiki.jp/f_go?cmd=upload&act=open&pageid=2124&file= ; function GetImageURL(api, name) { return url( + encodeURI(api + name + .png ) + ) ; } //var redirectList = [[ アサシンピース , 1804 ],[ アサシンモニュメント , 1805 ],[ アーチャーピース , 1802 ],[ アーチャーモニュメント , 1803 ],[ キャスターピース , 1806 ],[ キャスターモニュメント , 1807 ],[ ゴーストランタン , 1808 ],[ セイバーピース , 1809 ],[ セイバーモニュメント , 1810 ],[ バーサーカーピース , 1811 ],[ バーサーカーモニュメント , 1812 ],[ ホムンクルスベビー , 1814 ],[ ライダーピース , 1816 ],[ ライダーモニュメント , 1817 ],[ ランサーピース , 1818 ],[ ランサーモニュメント , 1819 ],[ 万死の毒針 , 1679 ],[ 世界樹の種 , 1838 ],[ 伝承結晶 , 1843 ],[ 八連双晶 , 1844 ],[ 凶骨 , 1826 ],[ 剣の秘石 , 1781 ],[ 剣の輝石 , 1829 ],[ 剣の魔石 , 1830 ],[ 原初の産毛 , 1662 ],[ 呪獣胆石 , 1667 ],[ 大騎士勲章 , 1732 ],[ 奇奇神酒 , 2944 ],[ 宵哭きの鉄杭 , 3292 ],[ 封魔のランプ , 1738 ],[ 弓の秘石 , 1771 ],[ 弓の輝石 , 1823 ],[ 弓の魔石 , 1824 ],[ 愚者の鎖 , 1709 ],[ 戦馬の幼角 , 1730 ],[ 智慧のスカラベ , 1734 ],[ 枯淡勾玉 , 4649 ],[ 槍の秘石 , 1792 ],[ 槍の輝石 , 1841 ],[ 槍の魔石 , 1842 ],[ 殺の秘石 , 1786 ],[ 殺の輝石 , 1833 ],[ 殺の魔石 , 1834 ],[ 永遠結氷 , 4557 ],[ 混沌の爪 , 1832 ],[ 無間の歯車 , 1847 ],[ 狂の秘石 , 1773 ],[ 狂の輝石 , 1827 ],[ 狂の魔石 , 1774 ],[ 禁断の頁 , 1828 ],[ 竜の牙 , 1848 ],[ 竜の逆鱗 , 1849 ],[ 精霊根 , 1726 ],[ 聖杯 , 1840 ],[ 英雄の証 , 1820 ],[ 虚影の塵 , 1825 ],[ 蛇の宝玉 , 1835 ],[ 蛮神の心臓 , 1845 ],[ 血の涙石 , 1778 ],[ 術の秘石 , 1788 ],[ 術の輝石 , 1836 ],[ 術の魔石 , 1837 ],[ 追憶の貝殻 , 4723 ],[ 隕蹄鉄 , 1851 ],[ 騎の秘石 , 1769 ],[ 騎の輝石 , 1821 ],[ 騎の魔石 , 1822 ],[ 魔術髄液 , 1678 ],[ 鳳凰の羽根 , 1846 ],[ 黒獣脂 , 1782 ],[ 励振火薬 , 4556 ],[ QP , 3269 ]]; function GetItemImageURL(name, noframe) { // iOS mobile safariでキャッシュしたアイコン画像が読み込めない場合がある為APIではなくリダイレクト先を指定してみる //var redirect = redirectList.filter(function(o){ return o[0] === name; }); //if (0 redirect.length) { // return url( https //img.atwikiimg.com/www9.atwiki.jp/f_go/attach/1857/ +redirect[0][1]+ / +encodeURI(redirect[0][0])+ .png ) ; //} return GetImageURL(noframe ? item2api itemapi, name); } let nopagelist = [ ピース , モニュメント , の輝石 , の魔石 , の秘石 ]; function GetItemURL(name) { for (let i = 0; i nopagelist.length; i++) { if (name.indexOf(nopagelist[i]) != -1) { name = アイテム ; break; } } let uri = location.toString().split( / ); uri.splice(-2); return encodeURI(uri.join( / ) + /?page= + name); } function GetClassShort(itemname) { var clsChange = [[ 全 , 剣 , 弓 , 槍 , 騎 , 術 , 殺 , 狂 , 盾 , 裁 , 讐 , 月 , 分 , 降 ], [ オール , セイバー , アーチャー , ランサー , ライダー , キャスター , アサシン , バーサーカー , シールダー , ルーラー , アヴェンジャー , ムーンキャンサー , アルターエゴ , フォーリナー ]]; var clshelp = ; var n = itemname.lastIndexOf( モニュメント ); if (n == -1) { n = itemname.lastIndexOf( ピース ); } if (n != -1) { n = clsChange[1].indexOf(itemname.substring(0, n)); if (n != -1) { clshelp = clsChange[0][n]; } } else if (itemname.indexOf( 叡智の ) == 0 && (n = itemname.lastIndexOf( 〕 )) != -1 && clsChange[0].indexOf(itemname[n-1]) != -1) { clshelp = itemname[n-1]; } else if (clsChange[0].indexOf(itemname[0]) != -1 && itemname[1] == の ) { clshelp = itemname[0]; } return clshelp; } //重複チェック function DupCheck(element) { var nostyle = typeof $(element).attr( style ); return nostyle !== typeof undefined && nostyle !== false; } // アイテムアイコン 引数 (アイコン名[, テキスト[, 置換アイテム名][, フレームなし]) $( span.item,span.item2 ).each(function(){ if (DupCheck(this)) { return true; } var prm = $.map($(this).text().replace(/\\,/g, @@@ ).split( , ), $.trim); if (!prm[0]) { $(this).css( color , red ).text( アイテム名がありません!! ); return true; } $(this).empty(); var ft = prm.length 2 ? prm[2] prm[0]; var nofrm = prm.length 3 && prm[3] != 0 ; var ct = GetClassShort(ft); if (ct != ) { $(this).append($( ).addClass( clstext ).text(ct)); } $(this).css( background-image , GetItemImageURL(prm[0], nofrm)) .attr( data-itemicon , ft || ) .append($( ).addClass( itemnum ).text((prm[1] || ).replace(/@@@/g, , ))); if (ft && ft.length 0) { $(this).append($( , { href GetItemURL(ft)}).text(ft).css( display , none )); } regEvent(this, ItemIconCallback); // .on( touchstart touchend mouseenter mouseleave touchcancel click , ItemIconCallback); }); // スキルアイコン 引数 (アイコン名[, Rank[, スキル名, チャージターン数, フレーバーテキスト]]) $( span.skill ).each(function(){ if (DupCheck(this)) { return true; } var prm = $.map($(this).text().split( , ), $.trim); if (!prm[0]) { $(this).css( color , red ).text( スキル名がありません!! ); return true; } var popup = ; var pidx = -1; for (var i = 0; i Passives.length; i++) { if (Passives[i][0] === prm[0]) { pidx = i; break; } } if (prm[2] || pidx != -1) { if (pidx != -1 && !prm[2]) { prm[2] = Passives[pidx][0]; prm[4] = Passives[pidx][1]; if (pidx 70) ? lv - (lv % 10) lv; }, // HP算出 calcHP function(level, grow, rare, statBase, statMax, fou) { var stat = parseInt(this._calcStat(level, grow, rare, statBase, statMax)); return isNaN(stat) ? stat stat + parseInt(fou || 0); }, // ATK算出 (classNameを書くとクラス補正あり calcATK function(level, grow, rare, statBase, statMax, fou, className) { if (typeof(className) === undefined ) className = ; var stat = parseInt(this._calcStat(level, grow, rare, statBase, statMax)); if (isNaN(stat)) return stat; stat += parseInt(fou || 0); return className ? this._calcClassFix(className, stat) stat; }, // レアリティによってテーブルを調整する(個別ページ用,初回のみ推奨) adjustTableByRarity function() { var self = this; var rare = parseInt($( span#rare ).text().trim()) if (isNaN(rare)) return; $( span#rareHead ).parent( td ).attr( colspan , rare = 4) { $( span[class^= calcHPas8 ],span[class^= calcATKas8 ],span[class^= calcSUMas8 ],span[class^= calcANYas8 ] ).parent( td ).hide(); } if (rare = 5) { $( span[class^= calcHPas7 ],span[class^= calcATKas7 ],span[class^= calcSUMas7 ],span[class^= calcANYas7 ] ).parent( td ).hide(); } $( span[class^= calcHEADas ] ).each(function() { var trFlag, prm = ($(this).attr( class ) || ).match(/^calcHEADas(\d+)(? fix|tr)?$/), prm = parseInt(RegExp.$1), trFlag = RegExp.$2 == tr ; if ((rare = 3 && prm == 9) || (rare = 4 && prm == 8) || (rare = 5 && prm == 7)) { if (trFlag) $(this).parent( td ).parent( tr ).hide(); else $(this).parent( td ).hide(); return true; } if (isNaN(prm)) return true; $(this).text( Lv. + self.getAscensionMaxLevel(rare, prm-1)); }); $( span[class^= calcHEADlv ] ).each(function() { var trFlag, prm = ($(this).attr( class ) || ).match(/^calcHEADlv(\d+)(? fix|tr)?$/), lv = parseInt(RegExp.$1), trFlag = RegExp.$2 == tr ; if (isNaN(lv)) return true; $(this).text( Lv. + lv); }); }, // spanclassプラグインを全て置き換える。必要な引数は全てspanidプラグインで指定する (個別ページ用) replaceAll function(parent, growId, rareId, hpBaseId, hpMaxId, atkBaseId, atkMaxId, classNameId, fouId) { var growId = (growId !== undefined) ? growId grow ; var rareId = (rareId !== undefined) ? rareId rare ; var hpBaseId = (hpBaseId !== undefined) ? hpBaseId hpbase ; var hpMaxId = (hpMaxId !== undefined) ? hpMaxId hpmax ; var atkBaseId = (atkBaseId !== undefined) ? atkBaseId atkbase ; var atkMaxId = (atkMaxId !== undefined) ? atkMaxId atkmax ; var classNameId = (classNameId !== undefined) ? classNameId classname ; var fouId = (fouId !== undefined) ? fouId fou ; var self = this; var multi_num = /grow(\d*)/.test(growId) && RegExp.$1 || ; var grow = $( span# +growId).text().trim(); var rare = $( span# +rareId).text().trim(); var hpBase = $( span# +hpBaseId).text().trim(); var hpMax = $( span# +hpMaxId).text().trim(); var atkBase= $( span# +atkBaseId).text().trim(); var atkMax = $( span# +atkMaxId).text().trim(); var className = $( span# +classNameId).text().trim(); var fou = $( input# +fouId); fou = parseInt(fou.val() || 0); if (grow == || rare == || hpBase == || hpMax == || atkBase == || atkMax == || className == ) return; // ◆該当する数値に&spanclass(calcATKas8fix)のように繋げて書く // calcHP|calcATK|calcSUM|calcHEAD|calcANY HEADとANYはこのメソッドでは使用しないが、HEADは Lv.100 のようなHEAD行出力、ANYはなにもせずテーブル調整のみ // as8|lv90 テーブル整理機能付きのasX as0=初期MaxLV, as1-4=霊基再臨MaxLv, as5-9=聖杯再臨MaxLv(10刻み), as10-=Lv110以上の10刻み, 又は 計算だけの lvXX // fix|tr fix=クラス補正する(省略可), tr=行消し用 $( span[class^= calc ] , parent).each(function() { if (multi_num.length 0 && (!parent || parent.attr( class ) != ( csub +multi_num))) return true; var prm = ($(this).attr( class ) || ).match(/^(calc(? HP|ATK|SUM|HEAD|ANY))((? as|lv)\d+)(fix)?$/), prm = [RegExp.$1, RegExp.$2, RegExp.$3]; if (prm[2] == init ) { return true; } // 列調整等の場合計算はしない if (prm[0] != calcHP && prm[0] != calcATK && prm[0] != calcSUM ) { return true; } var func = prm[0] == calcHP ? self.calcHP self.calcATK; var level = prm[1].substring(2); // 再臨段階のMAXレベルを取得する var ascount = prm[1]; if (ascount.indexOf( as ) != -1) { ascount = parseInt(ascount.substring(2)); if (isNaN(ascount)) return true; level = self.getAscensionMaxLevel(rare, ascount-1); } if (isNaN(parseInt(level)) || parseInt(level) 120) return true; var stat = 0; if (prm[0] == calcHP || prm[0] == calcSUM ) stat += self.calcHP(level, grow, rare, hpBase, hpMax, fou); if (prm[0] == calcATK || prm[0] == calcSUM ) stat += self.calcATK(level, grow, rare, atkBase, atkMax, fou, (prm[2] == fix ? className )); if (isNaN(stat)) return true; $(this).text(stat); // フォウ君強化ありならスタイル変更 if (fou 0) { $(this).css({ font-weight bold , }); } else { $(this).css({ font-weight normal , }); } }); }, // [Private] クラス補正(ATKのみ) _calcClassFix function(className, atk) { atk = parseInt(atk); return (className in this.clsTable) ? parseInt(atk * this.clsTable[className]) atk; }, // [Private] ステータス計算 _calcStat function(level, grow, rare, statBase, statMax) { level = parseInt(level); rare = parseInt(rare); if (isNaN(level) || level サーヴァント属性&特性・バトル補正値 クラス補正 クラス補正 Arts(x1.0) 単独行動withヴィイ 妖精契約 再臨素材/聖杯転臨合計 強化素材合計 強化素材合計 礼装画像&効果 (ネタバレ注意) COST 10 15 HP ATK アンロック条件:絆レベルを 1 にすると開放 アンロック条件:絆レベルを 2 にすると開放 アンロック条件:絆レベルを 3 にすると開放 アンロック条件:絆レベルを 4 にすると開放 アンロック条件:絆レベルを 5 にすると開放 アンロック条件:「カルデア・サマーアドベンチャー! ~夢追う少年と夢見る少女~」 をクリアする & 絆レベルを 5 にすると開放 召喚の結果報告のみ 過去ログ一覧
https://w.atwiki.jp/ookamisw/pages/124.html
デカダンスRPGイノセンス オンライン用テキストキャラクターシート ──────────────────────────────────────── PL:綾音 ──────────────────────────────────────── 「 異端なる者は死に絶えなさい。すべて、すべて 」 キャラ名 :アナスタシア・バイルシュタイン 年齢 :17歳 性別 :女 堕落レベル:0/14〈 堕落確定レベル 〉 権力レベル:5 学歴 :大学教育 境遇 :〈策士〉〈焚書官〉 立場:魔狩人 階級 :聖職者 家柄 :貴族 運勢 :波乱万丈 楔:家族と暮らした城 魅力 :《凛》《グラマラス》《高貴》 嗜好 :《童顔》《スリム》《傷痕》 性癖 :《陰謀》《崇拝》《支配》経験点 :0 ──────────────────────────────────────── 《 命運:11 》《 穢れ:00 》《 所持金:90 》《 経験点:00 》 《 頭部:無傷 》《 腕部:無傷 》《 脚部:無傷 》《 大量出血:0/4個 》 ──────────────────────────────────────── 《 能力値 》 〈 能力合計値【440/495】成長限界合計値 〉 器用 機敏 体格 知恵 意思 権力 財力 基礎【60】【20】【20】【80】【80】【80】【80】 成長【 】【 】【 】【 】【 】【10】【10】 合計【60】【20】【20】【80】【80】【90】【90】 ──────────────────────────────────────── 《 罪 》 憤怒 怠惰 傲慢 暴食 色欲 強欲 嫉妬 【 4 】【 0 】【 4 】【 0 】【 2 】【 4 】【 0 】 ──────────────────────────────────────── ■ 装備品・所持品・乗物 《武器》 【 素手 】 種別:近接片手 価値:-- 重量:-- 射程:0PT 威力:0 備考:素手攻撃 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 防具 》 【 衣装: チュニック 】 価値:10 重量:00 備考:なし 【 鎧: クロースアーマー 】 価値:10 重量:10 備考:なし 【 盾: マンゴーシュ 】 価値:10 重量:10 備考:なし 【衣装】防御:【腕部】5 【脚部】5 【急所】- 【頭部】- 【 鎧 】防御:【腕部】5 【脚部】5 【急所】5 【頭部】- 【 盾 】防御:【腕部】10 【脚部】5 【急所】5 【頭部】5 【合計回避値】【腕部】30 【脚部】25 【急所】20 【頭部】15 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 所持品 》 種別:消耗品 【 - 】 価値:00 重量:00 備考: 種別:非消耗品 【 教典 】 価値:05 重量:20 備考: 種別:装身具 【 カヴェルシンボル 】 価値:05 重量:05 備考:装備中です。カヴェル教団のシンボルです。 【 懐中時計 】 価値:40 重量:00 備考:装備中、「優雅な雰囲気」の《魅力》を、有していない場合に得ます。 【 豪奢な外套 】 価格:40 重量:05 備考:高品質の素材で作られた贅沢なマントやコートです。 総合重量:30/40(体格×2) ──────────────────────────────────────── 《 乗物 》 【 軍用馬 】 始動:1 速度:4 命運:7 耐久:- 積載:250 備考:- ──────────────────────────────────────── ■ 家 《 家屋 》 【 城の居館 】 部屋数:28 階層:5 厩:10 住人:0 未管理の部屋数:0 雇用済従者:10(中位階級) 従者の部屋数:5 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《 保管物 》 種別:所持品 【 調理道具 】 価値: 10 重量:30 備考: 【 芸術道具 】 価値: 20 重量:20 備考: 【 芸術素材 】×4 価値: 20 重量:20 備考: 【 カソック 】 価値: 20 重量:00 備考: 種別:家具 【 快眠寝具 】 価値: 60 重量:80 備考:神子の部屋に保管しています。傷が癒える速度が早まります。 【 書架 】×4 価値: 80 重量:60 備考:【家】の中で行う【知識判定】に「+5」を受けます。これは「+20」まで重複します。 【 アトリエ 】 絵画/彫刻 価値: 40 重量:60 備考:【家】の中で行う【芸術品】の創作にかかる時間を半分に短縮できます。 種別:仕掛け 【 快適キッチン 】 価値: 20 重量:00 備考:【家】の中で行う【調理判定】に「+20」を受けます。 【 水道 】 価値: 80 重量:00 備考:洗濯用の水道 【 強化鍵×20 】 価値: 200 重量:- 備考:地下室、屋根裏を除く全ての部屋に設置済み。 総合価値:550/560( (財力-未管理の部屋数)×保管 ) ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 《部屋割り》 屋根裏:「 アトリエ 」 5 階:「 礼拝堂 」「 大広間 」 4 階:「 神子の部屋 」「 書斎 」 3 階:「 書庫 」「 書庫 」「 書庫 」「 書庫 」「 従者の部屋 」 2 階:「 応接室 」「 客間 」「従者の部屋 」「 従者の部屋 」「 従者の部屋 」 1 階:「 玄関ホール 」「 食堂 」「 厨房 」「 洗濯場 」「 従者の部屋 」 地下室:「 倉庫 」「 地下牢×6 」 ──────────────────────────────────────── ■ 設定他 外見設定 :長い銀髪に青い瞳を持つ美しい少女。 触れたものを切り裂くような凍てついた雰囲気を身に纏っている。 経歴設定 :とある魔女によって家族を殺された過去を持つ貴族の少女。 その惨劇をきっかけに聖職の身となり、自らの権力と財で以て魔女を裁く《魔狩人》となった。 枢機卿を後ろ盾に持つ異端審問官とは立場を異にする。 ■ シナリオ履歴/シート変更履歴 (堕落レベルの変動や成長、特殊な設定追加や変更を行った場合は、概要を記してください。) 【二人の始まり】同行PC シャレード 堕落判定成功(命運+1) 経験点4(権力+10、財力+10)
https://w.atwiki.jp/nouryokukoukou3/pages/322.html
アランの養子で12歳。特技は暗殺。 軍隊上がりではなく特殊工作員上がり。 物心ついた頃には数多の殺人技術を覚えていた。 コルト・ウッズマンVer.3改はアランからのプレゼント。 拳銃の弾丸はアーマーピアッシング(貫通弾)の強装弾。 Vz 61 スコーピオンはKGBから支給された物を終戦後に受け取った。 こちらの弾丸はマンストッピングパワーを求めたホローポイント弾。 銃火器も習った分だけ扱えるが軍事知識には乏しく暗器に詳しい。 ワイヤーやチェーンマイン等の妙な武器運用が得意。 また、開発途上の兵器や研究段階の兵器にも詳しい。 起源:遊戯と浪費 固有結界 安寧と狂乱の楽園 風景 動植物の多い自然の森林に囲まれた北国の長閑な村。 効果 固有結界とは術者の心象風景を具現化し現実を侵食する禁忌魔術。まず結界内の生活者は人に限らず動植物全てが異世界の住人でアナスタシアの味方である。次にこの世界では敵味方の区別なく、全てが神に等しい強力な存在である。結界内の全ての存在は全ての能力に開眼し、開放され、強化され、死からも逃れられる。飽きるまで永遠に遊べる空間がそこに作られる。この世界が気に入ったり、心が折れた人間はこの世界の住人になってしまう。 術展開の歌 ねえ俯いているそこの君。泣いていないで笑おうよ。わたし達と一緒に遊ぼうよ。恥ずかしいなら誘ってあげる。悪戯だってやり放題。ここには叱る人もいない。わたしだけの遊園地。わたし達だけの遊園地。小鳥も、獣も笑ってる。草花だって歌ってる。遊ぼう。何も考えずにはしゃごう。それがきっと楽しいから。甘いお菓子と楽しい玩具、たくさん用意したんだよ。仲間外れは誰もいない。皆で一緒に遊びましょう。
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/300.html
アキラ、『光』を睨む ◆Rd1trDrhhU ふらつきながらも立ち上がった少年。 それに気づいたジョウイが彼に駆け寄り、倒れそうになったその肩を慌てて支える。 疲弊したサイキッカーを労わって……というのも、ないわけではない。 だが、ジョウイのこの行動は、やはり打算に基づいたものだ。 アキラが今の今までユーリルに対して行っていたマインド・リーディングの結果を、彼は一刻も早く知りたかったのだ。 勇者だったはずの少年に何が起こったのか。 なぜ彼はアナスタシアを殺そうとしていたのか。 彼女はいかなる方法で、英雄をここまで破壊したのか。 それらのことは、同じく英雄にならんとしているジョウイにとっては知らなくてはならない真実だ。 だから彼は、アキラがユーリルの心の中で入手した情報を、彼が気絶してしまわないうちに聞き出そうとしていた。 しかし、アキラはジョウイに寄りかかることなく。 差し出されたその手を振りほどいて、歩き出す。 おぼつかない足取りで、静かに眠るアナスタアシアへと歩み寄った。 「アキラ……?」 「何か、書く、もん……ある……か?」 アキラの突然の要求に、ジョウイは怪訝な顔を見せるほかない。 同じく不思議そうな表情をしたイスラが、参加者全員に支給されていた筆記具を投げてよこす。 心身ともに限界を迎えようとしていたアキラは、受けとり損なって地面に転がってしまった筆記具をゆっくりと拾った。 そのまま眠る少女のもとへフラフラと進み、その頭の傍にかがみ込む。 彼女の整った顔にかかっている艶やかな青い髪をかき上げると、その顔に筆記具を走らせた。 震える手で何事かを書き込んだ後……。 「……へっ…………。ざまぁ、み、や……が、れ……」 アキラは息を切らしながら一度だけ満足げに笑い。 直後、意識を失って、静かに倒れた。 何事かと駆け寄ったジョウイとイスラが、相も変わらず寝息を立てているアナスタシアの顔を覗き込む。 「なんだ……これは……?」 ジョウイがわけが分からないと言った風で、片眉を上げる。 それは、呪いなのか。 あるいは何かの紋章なのであろうか。 それとも、自分たちの知らない、新たな概念か。 二人の少年は、少女に印された字がもつ意味を考えた。 だが、彼らが真実にたどり着くことは決してありえない。 まさか、少年たちは思いつきもしなかっただろう。 実はその文字の正体は、アキラがいた世界で流行っていた……ただの……。 「……僕が知るわけないだろ?」 イスラが観念したように両手を掲げる。 気絶した少女の額には、汚い筆跡で『肉』の一文字が刻まれていた。 【C-7橋の近く 一日目 真夜中】 【イスラ・レヴィノス@サモンナイト3】 [状態]:ダメージ(中)、疲労(中) [装備]:魔界の剣@DQ4、ミラクルシューズ@FF6 [道具]:確認済み支給品×0~1、基本支給品×2、ドーリーショット@アークザラッドⅡ、ビジュの首輪 [思考] 基本:感情が整理できない。自分と大きく異なる存在であるヘクトルと行動し、自分の感情の正体を探る。 1:ピサロ、ユーリルを魔剣が来るまで抑える 2:次にセッツァーに出会ったときは警戒。 [参戦時期]:16話死亡直後(病魔の呪いから解かれている) [備考]:高原、クロノ、マッシュ、ユーリル、ヘクトル、ブラッドの仲間と要注意人物を把握済み。 【ジョウイ・ブライト@幻想水滸伝Ⅱ】 [状態]:疲労(小) [装備]:キラーピアス@DQ4 [道具]:回転のこぎり@FF6、確認済み支給品×0~1、基本支給品 [思考] 基本:更なる力を得て理想の国を作るため、他者を利用し同士討ちをさせ優勝を狙う。(突出した強者の打倒優先) 1:生き残るために利用できそうな者を見定めつつ立ち回る。可能ならば今のうちにピサロ、魔王を潰しておきたい。 2:座礁船に行く。 3:利用できそうな者がいれば共に行動。どんな相手からでも情報は得たい。 [参戦時期]:獣の紋章戦後、始まりの場所で2主人公を待っているとき [備考]:ルッカ、リルカと参加している同作品メンバーの情報を得ました。WA2側のことは詳しく聞きました。 ※紋章無しの魔法等自分の常識外のことに警戒しています。 ※ピエロ(ケフカ)とピサロ、ルカ、魔王を特に警戒。 ※制限の為か、二人が直接戦わなかったからか、輝く盾の紋章と黒き刃の紋章は始まりの紋章に戻っていません。 それぞれの力としては使用可能。また、紋章に命を削られることはなくなりました。 紋章部位 頭:バランス 右:刃 左:盾 【アナスタシア・ルン・ヴァレリア@WILD ARMS 2nd IGNITION】 [状態]:気絶、疲労(大)、胸部に重度刺傷(傷口は塞がっている)、中度失血、自己嫌悪、キン肉マン [装備]:絶望の鎌@クロノ・トリガー [道具]:基本支給品、賢者の石@DQ4 [思考] 基本:生きたい。そのうち殺し合いに乗るつもり。ちょこを『力』として利用する。 0:気絶中 1:……生きるって、何? 2:あらゆる手段を使って今の状況から生き残る。 3:施設を見て回る。 4:ちょこにまた会って守ってもらいたい。 [参戦時期]:ED後 [備考]:名簿を未確認なまま解読不能までに燃やしました。 ※ちょこの支給品と自分の支給品から、『負けない、生き残るのに適したもの』を選別しました。 例えば、防具、回復アイテム、逃走手段などです。 尚、黄色いリボンについては水着セットが一緒に入っていたため、ただのリボンだと誤解していました。 ※アシュレーも参加してるのではないかと疑っています。 ◆ ◆ ◆ 「こりゃまた……」 アキラがユーリルの心象世界に降り立った瞬間、彼の足裏にはジクジクと鈍い痛みが走る。 眉をしかめながら足元を見ると、立つべき地面がすべてイバラで作られていたではないか。 「勇者の道、か」 その声に、思わずため息が混ざる。 天を仰げば暗雲が支配する空。 どこか遠くからは雷鳴が響く。 遥か彼方には微かに光るぼやけた希望が。 そして、足元には……イバラの道。 この世界は、ユーリルの歩んできた『勇者』という生き様をそっくりそのまま反映しているのだろう。 すべてを犠牲にして戦ってきた、その人生の在り方を。 「そりゃあ投げ出したくもなっちまうよな」 この空間にたどり着く前、つまりユーリルの心にダイブした瞬間のこと。 アキラは、ある映像を覗き見てしまう。 それは、勇者だった少年の脳内で何度も何度も再生されてきた忌まわしい記憶だった。 うす暗い部屋で、妖艶に微笑むアナスタシア。 彼女のひざの上では、赤毛の少女がスヤスヤと眠っていた。 緩やかな曲線を描く唇が穏やかに語りだす、ファルガイアの神話。 その締めくくりに勇者に投げかけられた疑問。 そして生まれた、殺意。 ユーリルに降りかかった事の顛末を、アキラは断片的にだが知ることとなった。 「あの女の言いたいことは分かったよ」 サイキッカーは、トゲだらけの道の途中でうずくまる少年に語りかけた。 災難に見舞われた彼への、多少なりともの同情を感じながら。 「…………」 このいびつな世界の持ち主が、ゆっくりと顔をあげた。 焦点のあわないその瞳が、訪問者の少年を音もなく拒絶する。 しかし、アキラは臆することもなく言葉を続けた。 「確かに、お前はイケニエだ」 まるでトドメを刺すかのように冷たく、少年は聖女に同意する。 口元に含ませた笑みすらも、聖女のソレの完璧な再現だった。 弱りきっていたユーリルの目が吊り上がり、アキラに対する怒りを表す。 ガラスの割れるような音と共に、何度目かの遠雷が落ちた。 「やりたくもねぇ勇者なんかやらされてよ。 大事なモンも全部犠牲にして……。 他のやつらといやぁ、お前に縋りつくだけだ」 「だったら……ッ!」 かつてアナスタシアに突きつけられた地獄。 その再来に耐え切れなくなったユーリルが、怒りをこめて口を開く。 唇端から滴りおちた血液が、大地のトゲをわずかに赤黒く染めた。 「だったらどうすればよかったんだよッ! 英雄が生贄なら、あの女の言うとおりなら……」 「ふざけんじゃねぇよ」 堰を切ってあふれ出した感情のままに、ユーリルが矢継ぎ早に言葉を連ねる。 アキラは悲鳴のようなソレを遮って、「はッ」と馬鹿にしたように笑った。 憤怒のボルテージをさらに引き上げ、勇者は目を血走らせる。 しかし、彼を見下したアキラもまた、静かな怒りの火を心に灯していた。 「俺は『お前はイケニエだ』とは言ったさ。 だがな、『英雄はイケニエだ』とは一言も言ってねーぜ」 アキラの目がギラギラと鋭く尖る。 直後、彼を中心として、その足元に炎の渦が巻き起こった。 少年を守るように生まれ出でた火炎は、大地に広がる毒々しい植物を焼き払い、消し炭と化して空へと舞い上げる。 そのまますべてを焼き殺すと思われたが、炎はものの数秒で鎮火した。 結果として、アキラの立っている付近のイバラだけが燃え尽きる。 彼は、直径一メートルほどの焼け野原に立っていた。 「……?」 「わかんねーか?」 ユーリルには、アキラが何をしたのかも、何を言っているのすらも理解できない。 その頭上を巡り続ける疑問符をまったく解決できないでいる。 そんな彼に、サイキッカーは躊躇いもなく決定打を放った。 「お前は英雄じゃねぇっつったんだよ」 「…………ッ!」 直球で放たれた暴言に、ユーリルの怒髪が天を衝き。 言葉にならない咆哮が、巨大な稲妻をアキラに落とす。 しかし、落雷は少年を避けるように捻じ曲がり、イバラの一部を黒く焦がすだけ。 サイキッカーは涼しい顔で。 それでいて、その心は相も変わらず燃え盛っていた。 「ついでに言やぁ、あの女が言ってた『剣の聖女』とかいうのもな」 「なッ…………?」 何もかもを否定するような。 そのアキラの口ぶりに、ユーリルは呆気にとられる。 胸中を支配していたはずの憎悪すらも置き去りにして。 「ヒーローってのはな……そんなんじゃねえ」 アキラが遠い空で微かに輝く光を睨む。 思い返すのは、小さなころに見た特撮ヒーローのこと。 孤児院で子供たちと見た、名前も忘れたプロレスラーのこと。 湖に眠った機械仕掛けの女のこと。 そして父親を殺した男のこと。 「あいつらはな、ブッ壊れてんだよ……」 自身が憧れたものたちの生き様を脳裏に甦らせ、アキラはかつての高揚感を再燃せしめる。 彼らの暴力的ともとれる異常な信念に、少年の目は曇天を照らすほどに輝いた。 「使命も犠牲も人類も関係ない。 やつらはただテメーが救いたいモンを救えりゃ満足なのさ。 他のヤツらの態度を見て、身勝手だなんだと抜かしてるお前らは……ヒーローじゃねぇッ! それは、ただのイケニエだ……!」 「…………」 アキラが見てきた英雄は、自分の命を顧みようとはしなかった。 他人の顔色を伺うものなど、ただの一人もいなかった。 感謝の一つも求めようとはしなかった。 彼らにとって、人を助けるということは『趣味』と呼べるレベルのものでしかないのかも知れない。 「そんなになるほど辛かったなら、勇者なんてやめちまえばよかったんだ」 「じゃあ……」 我に返ったユーリルが、その心に怒りを呼び戻して立ち上がる。 アキラのあまりの理不尽な理屈に、意義を申し立てるために。 その姿は、勇者とは思えないほど頼りなく。 衰弱しきった人間とは到底思えないほど、凛々しかった。 「じゃあ、世界を見捨てて逃げ出せばよかったのかよッ!?」 喉を裂いてまで発したその叫びは、目の前の少年に向けてだけ発せられたものではない。 彼を勇者に祭り上げたものたち。 彼に頼るばかりで、何もしなかった人々。 そして彼を勇者から引きずりおろしたアナスタシア。 そのすべてに対して、彼の悲鳴は響いていた。 「助けたい人だけ助けて、残りの人たちの悲鳴は聞き流して……それでよかったのかッ!?」 「それでいいじゃねぇか。何がいけないんだ?」 アキラが当然だと言わんばかりに胸を張る。 彼の自信はその声にもハッキリと現れていた。 ユーリルの鼓膜から伝わった振動が、全身を戦慄かせる。 「なッ……! じゃあ、救われない人たちはどうする? 世界はどうなるッ?!」 「知るかよ」 陰鬱としたユーリルの世界を切り裂くように。 少年は正論をキッパリと切って捨てた。 「助けたくないなら仕方ねぇだろ。ヒーローのいねえ世界は滅ぶしかないんじゃねぇの?」 アキラの言う『ぶっ壊れた者』。 それは、見返りも感謝も求めずに、ただひたすらに救うもの。 身勝手な弱者に怒りを覚えることもなく。孤独な戦場へも振り返らずに歩みだす。 他の何を捨て去っても、大切なものだけは取りこぼさないもの。 それを『ヒーロー』と、彼は呼ぶ。 ブリキ大王は人類を、世界を救った。 しかし、それは『ついで』だ。 少年を、信念を、ひとりの女を、その女が愛した子供たちを。 ある男が、それらを救った、その副産物として……人知れず世界は救われたのだ。 「そんな……そんなの……」 ユーリルの体が震える。 それは、アキラに気圧されたからではない。 彼の世界が揺れる。 サイキッカーの提示した可能性を殺すために。 「じゃあ聞くが、お前は『誰の』英雄になりたかったんだよ。 世界の端っこにいる人間の生き死にまで、ぜーんぶテメーの力でどうにかするつもりだったのか?」 「…………」 アキラが見てきた英雄たちにとって、「世界を救う」ことは手段であって目的ではない。 自分が守りたい『誰か』にとっての英雄になることができれば、それでいいのだ。 もちろん、その大切な『誰か』を救うために必要ならば、彼らは喜んで世界を救うだろう。 しかし、その者たちにとって大事なことは、あくまでも『守る』こと。 だからイケニエも糞もない。 彼らは自らの欲望のまま、好き勝手に救っているのだから。 自分のやりたいように、生きて、死んでいるのだ。 「俺は、松の代わりに……あいつが守ったやつらのヒーローになりてぇ。 そのためにオディオをぶっ飛ばして、自分の世界に返らなくちゃならねぇんだ」 アキラが言う『松』という人物のことを、ユーリルは知らない。 その代わりに、彼はある一人の人物の姿を強く思い出していた。 それは、この殺し合いで、一番最初に出会った少年。 無口ながら、熱い心を胸に秘めた男。 彼は、普通の人間だった。 勇者の血統も、悲劇の過去も一切持ち合わせてはいない。 それなのに、彼は世界を救ってみせた。 他の誰に導かれるでもなく。 たったひとつ……自分の意思で。 「もう一度聞くぞ、お前は誰のヒーローなんだ?」 ユーリルは、ぐうの音も出せない。 アキラの質問に対する答えが見当たらない。 彼は、誰の英雄でもなかったから。 ただ、提示された使命に導かれるままに世界を救った。 本当に大切な人は、勇者になる前に既に殺されていて。 その人たちとの思い出も、今となっては仮初で。 彼には、誰もいなかった。 「お前がイケニエになるのはお前の自由だ。勝手にしやがれ。 だがな、俺の邪魔をすんなら」 アキラが、用は済んだと言わんばかりに踵を返す。 来た道をテクテクと歩き出した。 ユーリルは、その背中をただ呆然と見つめている。 「あの背中を否定すんなら」 数歩進んでから、ふと立ち止まったアキラ。 振り返ることなく、立ちすくんでいる生贄に呼びかける。 「お前を叩きのめしてでも、俺は前へ進んでやる」 静かに放たれた宣言は、ユーリルに対する警告のようでもあり。 まるで、自分自身への誓いの言葉のようでもあった。 一度だけ大きく深呼吸してから、アキラはまた再び歩き出す。 「なんなんだよ、アナスタシアもお前も……」 去り行く少年に向けて、ユーリルが吐き出した言葉は反論でもなく。 どうしようもない、やり場のない怒りは、表しきれるものではなく。 クロノに対して感じてしまった確かな憧れは、誤魔化しようもなく。 「なんなんだよォッ!」 ただ、無性に気に食わなかった。 アキラのことが不愉快で仕方がない。 彼に何一つ反論できなかったことが、とてつもなく悔しかった。 こんなとき、クロノならどうするのだろうか。 彼は誰の英雄だったのだろうか。 ユーリルは、喉をズタズタに引き裂きながら、そんなことが気になっていた。 【C-7橋の近く 一日目 真夜中】 【ユーリル(DQ4男勇者)@ドラゴンクエストIV】 [状態]:気絶、疲労(大)、ダメージ(中)、精神疲労(極大)、アナスタシアへの強い憎悪、押し寄せる深い悲しみ [装備]:最強バンテージ@LAL、天使の羽@FF6、天空の剣(開放)@DQ4、湿った鯛焼き@LAL [道具]:基本支給品×2(ランタンはひとつ) [思考] 基本:アナスタシアが憎い 0:気絶中 1:アナスタシアを殺す。邪魔する人(ピサロ、魔王は優先順位上)も殺す。 2:アキラが気に食わない。 3:クロノならどうする……? [参戦時期]:六章終了後、エンディングでマーニャと別れ一人村に帰ろうとしていたところ [備考]:自分とクロノの仲間、要注意人物、世界を把握。 ※オディオは何らかの時を超える力を持っている。 その力と世界樹の葉を組み合わせての死者蘇生が可能。 以上二つを考えました。 ※アナスタシアへの憎悪をきっかけにちょことの戦闘、会話で抑えていた感情や人間らしさが止めどなく溢れています。 制御する術を忘れて久しい感情に飲み込まれ引っ張りまわされています。 ※ルーラは一度行った施設へのみ跳ぶことができます。 ただし制限で瞬間移動というわけでなくいくらか到着までに時間がかかります。 ◆ ◆ ◆ 『エイユウッテナニ?』 アナスタシアが、うるさい。 ユーリルの心理世界からの帰り道にて。アキラはうんざりしていた。 彼の表層心理は、この少女の声に支配されている。 この空間では、同じ疑問が延々と鳴り響いていたのだ。 「俺が知るかっての」 アキラが小さく毒づく。 ユーリルには、好き勝手なことを言ってきた。 だが、本当のところは、彼自身にもソレが正しいのかどうかは分からない。 アキラだって、まだ誰の英雄にもなれてはいないのだから。 無法松にも、アイシャにも、ミネアにも守られてしまった。 ただ英雄の背中に隠れるばかりで、彼自身は誰のヒーローにもなれないでいる。 ユーリルには、「立ちはだかるなら叩きのめす」などと啖呵を切ったものの……。 ……彼の実力では、あの勇者には到底敵うはずもない。 つまるところ、少年には課題が山積していたのだった。 「松……アンタいったい、どこで何をしてんだ?」 しかし、それでも彼には希望があった。 この島で、生きているだろう男であり、アキラが今度こそ救いたい人物だ。 ユーリルと対話をしていく中で、彼はある決心をした。 今度は自分が、無法松の英雄になろうと。 そして、自分の世界に戻って、彼がしたように子供たちを守ると。 それが、今の彼の支えであり。 今まで散々守られ続けた少年が掲げる目標だ。 その思いを胸に、彼はひたすら進む。 決心した矢先に、無法松が再び殺されてしまうことになるなどとは……彼は考えもしなかった。 『ドウイウソンザイナノ?』 「うるせーっての」 文句を言っても、不愉快な声は止まず。 ただイライラだけが募っていく。 もともと、アナスタシアのことは好きではなかった。 そしてユーリルの心にアクセスしたせいで、彼女に対する感情はすっかり嫌悪感へと変じてしまう。 目覚めたら、倒れてしまう前に、なんとかしてアナスタシアに一泡吹かせてやろう。 そう誓って、アキラはユーリルの心を後にした。 【C-7橋の近く 一日目 真夜中】 【アキラ@LIVE A LIVE】 [状態]:精神力消費(大)、疲労(大)、ダメージ(中) [装備]:パワーマフラー@クロノ・トリガー、激怒の腕輪@クロノ・トリガー、デーモンスピア@DQ4 [道具]:清酒・龍殺しの空き瓶@サモンナイト3、ドッペル君@クロノ・トリガー、基本支給品×3 [思考] 基本:オディオを倒して元の世界に帰る。 1:気絶中 2:無法松の英雄になる。 3:レイ・クウゴ、アイシャ・ベルナデット(カノン)、ミネアの仇を取る。 4:どうにかして首輪を解除する。 [参戦時期]:最終編(心のダンジョン攻略済み、ストレイボウの顔を知っている。魔王山に挑む前、オディオとの面識無し) [備考]:超能力の制限に気付きました。テレポートの使用も最後の手段として考えています。 ※カノンの名をアイシャ・ベルナデット、リンの名をリンディスだと思っています。 ※名簿の内容に疑問を持っています。 ※無法松死亡よりも前です。 よって松のメッセージが届くとすれば、この後になります。 時系列順で読む BACK△115 ハッピーエンドじゃ終わらないNext▼116 闇からの呼び声 投下順で読む BACK△118 ただ君だけを愛してるNext▼120 泣けない君と希望の世界 114-4 いきてしんで――(ne pas céder sur son désir.) ユーリル 122 第四回放送・裏 アナスタシア アキラ イスラ 127 エラスムスの邂光現象 ジョウイ 127 エラスムスの邂光現象 ▲
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/379.html
リプレイ・エンピレオ◆wqJoVoH16Y CLIMAX PHASE Climax 01 抗いし者たちの系譜-覇道の魔剣- Scene Player――――メイメイさん 「戻ってこなかった、か。こんなものかしらね。貴方の未練も、無駄になっちゃったわね」 失望したような口調で、メイメイは目の前の光景を眺めていた。 煮立つようにゴポゴポと唸る泥の海の中で、ゴーストロードの影が少しづつ削られていく。 かろうじて残っていた影さえも、勢いを増して喰い尽くされていく。 生者の想いではなく更なる死が送られ、喰われたことで、死喰いは更に活性化していたのだ。 島に留まる媒介であった斧も力を振るう肉体も失った今、この亡将は、ただ想いだけでここに存在している。 ブーストショットで失われた、神将器の『半分』に込められた、王としての未練だった。 「生まれ、得たものを愛し、失うことを悲しみ、死ぬ。 貴方の言うとおりよ、イスラ。人として、それが正解」 だがそれでも、王はその正解に留まることができない。 なぜならば、王は民達に『人』であってほしいと願うからだ。 自分が泣くことよりも、民達が泣くことを厭うからだ。 「王に人であってほしいと願う民。民に人であってほしいと願う王。 平行線……どちらかが折れなきゃ、息もできない、か」 勝者と敗者の溝のように隔たる境を見て、メイメイは杯の酒を飲み干す。 人として満足な死を得て、王として未練を食い尽くされるオスティアの覇者に、哀悼を示した。 「炎の子は現れず、凶星は降り注ぐ。“貴方達の”エレブ大陸の運命は、大きく歪むことになるでしょう。 それでも、どうか安んじられよ、異界の王よ。全てが失われた訳ではないのだから」 泥に喰われる影を見つめる眼鏡の奥に浮かぶのは、少し未来の流れ。 血に覆われ、全てを伺い知ることはできない。 だが、それでも、全てが失われた訳ではなかった。彼の親友が、彼とともに轡を並べた者達がまだ残っている。 まだ何も終わってはいない。“生きているなら、何度だってやり直せる”のだから。 「……せめて、その苦しみだけでも、濯ぎましょう」 王としての終わりを見届け終わったメイメイはゆっくりと立ち上がり、眼鏡を胸の谷間にしまい込む。 尋常ならざる魔力が、酒精さえ吹き飛ばすようにたぎり始める。 「だだの掃除みたいなもの。オル様も、目こぼしくらいしてくれるでしょ」 もともと、ヘクトルの死は絶命の時点で死喰いの中だ。 イスラ達が戦っていたゴーストロードとは、その前にアルマーズが喰らったヘクトルの残滓に過ぎない。 そして、ここにいるのはその中の王としての未練。喰い残しの喰いカスのようなものだ。 ならば、彼をこのまま泥に陵辱させ続けてまで観測すべき対象ではない。 よりによって、彼が敵と定めたものの眼前で辱めてよいものではない。 「四界天輪、七星崩壊。世の条理よりはぐれし鬼神の残影よ、時の棺の中で眠りなさい。 二度と覚めることのない眠りに――――『紋章術<かがやく刃>』!?」 メイメイが力を行使しようとした瞬間だった。 彼女の背後から白銀の剣片が無数に飛来し、ゴーストロードの周囲に纏う泥を切り裂いていく。 想いを喰らう泥である以上、肉体を保たずとも想いを形に変えた力ならば届く。 「困ります、メイメイさん。オスティア候は――――僕が奪ったのですから」 ゆっくりと、紋章の発動者が闇の奥から現れる。 光刺さぬ地底でも輝く泥が、その純白の軍服をほのかに照らした。 「……ずいぶん、遅かったわねえ。今更、何しに?」 一瞬目を細めてから、メイメイはふと気を抜いて発動しようとしていた魔力を解除する。 そして、胸から眼鏡を取りだしながら嘲るように聞いた。 「無論、魔王らしく責務を果たしに」 片目を銀髪で覆い、右手に不滅なる始まりの紋章を輝かせながら、伐剣の王は真顔で力強く応えた。 「……配下にした責任をとって、死喰いから救おうってこと?」 「救うのは勇者ですよ。魔王には救えない」 救えない。その言葉だけが、やけに冷たく残響した。 ジョウイは泥の中を進み、ゴーストロードへと近づいていく。 死喰いの泥は、先ほどの屑とジョウイを認識するや、未だ執念だけで留まり続ける未練へと食指をのばし始める。 「でも、奪った以上は、奪ったなりの責務があるんですよ。 だから、勝手に奪わないで下さい――――紋章術<大いなる裁きの時>」 それを許さぬ、とジョウイの右手の魔剣が輝き、黒き光がゴーストロードへとその周囲へと降り注ぐ。 そして、その直後、ゴーストロードに襲いかかろうとした泥に、黒き刃の破片が突き刺さっていく。 位置も数も関係なく、泥が動こうとした瞬間に発生する刃が、先んじて攻撃を封殺する。 それはまるで、王の領土に入った賊を撃退するような手際だった。 「対象者への攻撃を核識の知覚で事前に察知して、黒き刃による半自動先制反撃……魔剣を、選ぶってこと?」 力の性質を見極めたメイメイが確かめるように尋ねる。 今発動したのは、核識と紋章――ジョウイの魔法に属する力。それは逆を返せば、憎悪に反する力である。 だが、ジョウイはそれには答えず、ゴーストロードへとまっすぐに歩き、たどり着く。 泥と刃が相殺しあう中、王と将が対峙するそこだけは、凪いだように静かだった。 「…………貴方には、殿を命じた。“全てを用いて、戦い続けよ”と、この僕が命じた。 イスラ達に負けたのだろう。なぜここに来た?」 吐き捨てられたのは、あまりにも無慈悲な問いかけだった。 殿を命じたのだから、最後の最後まで戦って果てて死んで当たり前だろうと、そう言っていた。 亡霊体の半分を失い、両腕も失って、それでも伐剣王を救いに馳せ参じた将にかける言葉としては、あまりにも傲慢だった。 だが、亡将は何も言わずひざを折って俯き、 メイメイもまた芝居を観劇するように、酒を舐めながら見つめていた。 「貴方は、命令に反した。未練がましく残っていた貴方の魂魄を縛り、仮初めの生命を与えた僕の命に背いた。 オスティアの軍法は、命令違反を見過ごすか?」 それでも亡将は何も言わない。 どんな世界であろうとも、軍とはそういうもので、そうでなければ軍たりえない。 たとえ、たった二人の軍勢だったとしても。 「略式だが、処罰を与える。オスティア候――――命令に背いた以上、死刑だ」 ジョウイの背後から、黒き渦が生じる。黒き刃を呼び出す渦だった。 そして、そこから武器が一本、オスティア候めがけて射出される。 亡将は微動だにしなかった。むしろ、安堵のように影が緩む。 全てを失い、それでも最後にジョウイのもとに参じたのは、 ジョウイに恨みを言いたかった訳でも、感謝してほしかった訳でもなく、このためだった。 だが、欲すべき断罪の一撃は亡将を穿つことはなく、 その目の前にあったのは、黒き影となったゼブラアックスだった。 「……だから、最後に一働きして貰う。僕が渡したその力を、一滴残らず使い果たせ。 あれを、死喰いを奪る。僕のために、僕たちの楽園のために最後まで戦い、それから死ね」 魔王の叫びに、亡将が頭を上げる。 戦えと、言っていた。まだ役目はあると、告げていた。 まだ戦ってもいいと――否、戦ってほしいと、そう言っていた。 眼もない亡将の視線をまっすぐに受け止めながら、ジョウイは覚悟を胸に抱いた。 その意が伝わったのか、ゴーストロードは何も言わず、斧の柄を咬んで持ち上げる。 世界より生まれたありとあらゆる物には意志がある。 それは精霊の加護や皆殺しの剣のような呪いなどという次元ではなく、 存在する以上は、口にする術を持たないだけで思考が、意志が存在しているのだ。 それを伐剣王は拾い上げる。無色の憎悪によって消されたゼブラアックスの慚愧すら汲み取り、 背負い、黒き刃の一席として己が力と転ずる。 「短期決戦でいく。前衛を任せる。魔法発動まで、ぼくを守れ。 狙いはあの力の闇――――『災いを招く者』ッ!!」 大いなる裁きの時を解除した瞬間、封殺から解放された泥がジョウイへと襲いかかろうとする。 だが、再び恐るべき速度で泥とジョウイの間に立ちはだかった亡将は 首の力だけでゼブラアックスを振り回し、ジョウイの白衣を汚させない。 泥の奥で光さえ吸い込む闇と化したそれが、その名に反応し、本能的に警戒を強めた。 (やっぱり、そういうこと) その名に、メイメイは自分の予想が当たっていたことを理解した。 マリアベルのエピタフ仮説を進めていけば、最後に残る敗者はエレブ大陸の敗者となる。 その者、ただ力だけを欲し、力の為に命を集め、千年を生きた怪人。 支配欲も征服欲もなく、ただ力を欲し、命をかき集めるためだけに世界を混沌へ落とした求道の権化。 オスティア候の、ニノの、ジャファルの、リンの、フロリーナたちの倒した敗者。 災いを招く者ネルガル――――その闇魔道の結晶がそこにあった。 (グラブ・ル・ガブルの純粋なる生命と死を喰らい続けたラヴォスの亡霊を重ねて、疑似的なエーギルとなす。 それをもって、死喰いを誕生させる儀式。その術式が、アレ。フルコースにもほどがあるでしょ、オル様) あれに憎悪を送れば、自動的に儀式が開始され、ラヴォスのモルフ――否、死を喰らうものが誕生する仕組みだ。 だが、ただのアプリケーションではない。 闇魔道は術者を喰らう。ネルガルほどに究められた魔道は、術式自体が一個の力であり、脅威だった。 「でも、どうするの? どうやってアレを奪う? いや、奪っても、魔剣の矛盾は何一つ解決していない」 その生誕システムを奪うというジョウイの着眼点は間違ってはいない。 されどシステムだけ奪ったところで、死喰いを生む憎悪も理想も不完全では、死喰いを誕生させられない。 ジョウイの劣勢は何一つ好転しない。だが、ジョウイの眼は惑いに揺れていなかった。 だが、気勢だけで覆せる状況ではない。いったいどうやって死喰いを奪るつもりなのか。 「見届けさせて貰うわよ、魔王様?」 メイメイが傍観する中、ジョウイはただひたすらに魔剣へと意識を済ませていく。 想うのは、あの書の著者。もしもあの書がなければ、ジョウイはここに立つこともできなかっただろう。 あの書を残した欲望の残滓を、想いの欠片を、魔剣の中で想う。 「我が魔法に応えて冥界より来たれ……新たなる誓約の下に伐剣王が命じる」 詠唱とともに、魔剣が色づいていく。 発生した想いに反応した泥がジョウイを襲おうとするが、ゴーストロードは足下の泥を跳ね上げて、王への道を阻害する。 だが、ジョウイはゴーストロードの貢献に一別もしない。 命じた以上必ず自分を守り通すと確信していたが故に、一顧だにしない。 だからこそ、ジョウイはひたすら、マリアベルを想い続ける。 『我は誇り高き孤高の血脈。ゆえに誰もが我が歩みに追いつけない。 リーズ。ビオレッタ。ジャック。誰もが止まり、去っていく』 想いに寄り添う心の中に浮かぶ言葉を、そのまま詠唱に変えていく。 甘く痛むその想いは、きっと、かつて彼女が通り過ぎた昔日の残照。 ノーブルレッドは不死の血族。失い続けてきた彼女にとって、それは一つの呪いだった。 心の奥底で何度想っただろうか。失いたくないと、失うくらいなら消えてしまえればいいと。 『それでも歩こう。憶えていよう。握った操縦桿の温もりを、空色に高鳴った冒険の日々を』 魔剣が血の紅に輝いていく。黒く濁った血ではなく、どこまでも澄み渡った高貴なる真紅に。 それでも彼女は歩いた。たとえ失っても、後悔はない。 別れたことよりも、出会えたことがうれしい。出会えた光を大事に抱きしめて、永遠を歩き続ける。 それこそが、ノーブルレッドとして誇れる道だと信じているから。 『我は孤高にして孤独にあらず。我は知を吸うもの。この身にて失わぬ想い出こそが真なる誇り』 マリアベルの想いと繋がる感覚とともに、腹部に激痛が走る。 それは、断末魔の痛み。手にした光を失う瞬間の絶望。 だが、それは叶わなかった。出会えた光は、深々と突き刺さる血とともに流れ落ちた。 その流血と共に、想いは慟哭へと変わる。 流れるな、こぼれるな、消えてくれるな――――失うな。 大切に想うから、どうしたって、別れることをいやがってしまう。 絶対に見せてはならぬ、光とともに浮かぶ影が生じる。 (いつか、君に言ったね。別れをいやがるのではなく、出会えた時間を大切にしてほしいと) その影を伐剣王は背負う。一なる願いを、全なる願いで受け止める。 (でもそれは、こんな風に奪われることを良しとすることにはならない!) 大切だと想うから、抗う。失いたくないと、失わないものを願う。 その願いが極まったとき、魔剣は高貴なる真紅に輝いた。 (だから、貴方の想いも受け止める。貴方を殺したことから逃げない。 そのためなら――貴方の願いも受諾しよう。この剣の中で、見届けてください) 「追憶は血識となりて不滅―――コンバイン・ノーブルレッド、アビリティドレインッ!!」 魔獣の知をその身に留めるレッドパワーの原点が具現し、 闇魔道の塊へと牙を突き立て、その技術を魔剣に取り込んでいく。 守護獣の意志が亜精霊と繋がり、形をなすように、 源罪の闇が憎悪と結びつき、天から降り注ぐものとなるように、 ノーブルレッドの想いが無色の憎悪とつながり、力の形をなす。 未練を従え、無念を背負い、頂へと突き進むその様は、まさしく敗者の王だ。 「闇魔道そのものを奪うつもりとは……でも、憎悪を使うってことは、理想を崩すってこと!?」 「崩さない! 理想を信じてくれた人が、ここでぼくを守っている。 夜空に誓った想いがある! ぼくは、この魔法で全てを導く!!」 驚愕を浮かべるメイメイの問いに、敗者の王が選んだ答えは理想。 こぼれ落ちていくこの世界への呪いではなく、優しい世界への想い。 その願いを高め続け、闇魔道を吸い上げようとする。 だが、理想を、憎悪無き世界を想えば想うほど、無色の憎悪は消えることを良しとせず憎み続ける。 そして、力を奪われることを感じた闇魔道も、必死に抵抗する。 憎い、憎い、全てが憎い。力を、力を、もっと力を。 始まりもなく終わりもない渇望が、伐剣王を内外から責め立てる。 彼らにしてみればジョウイは略奪者に過ぎないのだから。 だが、ジョウイは同調などせず、真っ向から受けにかかった。 「全て、全てをだ。たとえ終わらせる憎悪だとしても、憎悪を生むものだとしても、 それでもそのときまで背負う! 終わりも背負ってやる!!」 小細工などない、本気の言葉だけでぶつかり合う。 自分に言い聞かせるのではなく、届かせるという想いで誓いを吐く。 闇も、憎悪も、聞く耳など持たない。それでも想いを剣に乗せて、アビリティドレインを維持し続ける。 「オディオは言った。憎しみは永遠に続く感情だと。生まれ落ちた憎悪を消せば、憎悪は復讐者となって襲うと。 貴方たちもそうなのか。永遠に続くことを望むのか。終わりはないのか――――始まりは無かったのか!!」 その叫びに、僅かに憎悪と闇がたじろく。 憎悪の為に憎み続ける。力のために力を欲し続ける。それだけの存在だった。そのはずだった。 だが、伐剣王は始まりを問い続ける。憎んだ理由を、力を欲した理由を問い続ける。 なぜ、なぜ、なぜ。 この渇きはいつからだろうか。 この満たされないものはどこからだろうか。 『エイ……ル……?』 先に底をついたのは、闇だった。 未だに防衛を完遂し続けるゴーストロードの想いも乗せた魔剣に、単語が浮かぶ。 かつて亡将が人間だったとき、最終決戦に破れ崩れ落ちる力の求道者は、最後にそう漏らした。 もう自分ですら分からない、誰かの名前だった。 それほど前に、求道者は全てを失っていた。 「違う! 残っていたんだ!! どれだけ失おうが、意味すら無くそうが、 失いたくなかった想いが、まだ残っていたんだ!!」 それこそが、始まりだと伐剣王は断じる。 全てを失っても残る幾ばくかの想いを信じた敗者の王は、その名を鍵として誓約の儀式を発動する。 だが、そこまでだ。アルマーズを介した記憶ではそこまでしか分からない。 本人すら喰われてしまったものを、部外者の伐剣王が理解できるはずがない。 オスティア候はともかく、ジャファルもニノも背負いこそすれ、間接的なものであったため、記憶までは引き出せない。 「まだだ、まだ! 具現せよ亡刃。召喚……マーニ・カティッ!!」 だが、ジョウイはさらに一歩をねじ込む。 伐剣王の勅令によって、黒き刃としてマーニ・カティが現出する。 魔剣の力に、ディエルゴに取り込まれたものは“終わらない”。 黒き刃を従えるジョウイにとっては、武器ですら例外ではない。 されど、そんな剣一本で闇にダメージを与えられるはずもない。 闇はさらに餓えて渇き、暴れようとする。しかし、その瞬間、闇の中に一つの絵が走った。 ――――部屋の中には、古代語で書かれた蔵書がぎっしり並んでるんだけど。 そこに飾られてる、一枚の絵をずっとみつめていて……動かないの。 闇の中に浮かぶのは、精霊剣を刷いた草原の少女の声。 彼女が魔の島にいるとき、精霊剣は常に彼女と共にあった。 ――――人と竜が描かれてるの。 決戦の島で、ある一人の少女が追憶に導かれて一つの建物に入る。 古い古い、何百年も前に打ち捨てられた家。 ――――ううん、戦争のじゃない。 闇魔道の書物の中に飾られる、一枚の絵。 少女たちにも、ましてや剣にもそれが何かは分からない。 だが、剣は“見ていた”。憶えていた。 ―――― 一人の人間と、一匹の竜が寄りそって立っている……とても不思議な絵だったわ。 『………エ………イ、ナール……』 マーニ・カティの想い出を叩きこまれた闇が、闇に喰われた誰かが、微かに呟く。 「それが、始まりだ!! 貴方の想いの、真の名だ!!」 その言葉を聞き逃さず、ジョウイは魔剣を輝かせ、真名を以て闇に誓約を行う。 人名か、地名か。その名が何の意味を持つのかはジョウイには分からない。 分かるのはただ一つ。闇は、彼は、そのために闇に落ちたのだ。 その名前こそが、全ての始まりだったのだ。失いたくない何かだったのだ。 ならば、終われる。永遠ではない。 始まりがあるのならば、いつか必ず終わりがある。終われるのだ。 「貴方もだ。憎悪よ、無色の――――否、人間を愛した、物真似師の憎悪よ!!」 闇を制したジョウイの意志は、次いで魔剣の内側へと向かい合う。 オディオの系譜であるその憎悪は、闇よりも深く重い。 だが、それでもジョウイは耐え続ける。逃げず、真っ向から向かい合う。 「僕は、貴方を模造品だと、強大な力だと考え続けていた。それをまず謝罪する。 力とは、想いより流れ出る魔法だ。僕はまず、貴方の想いと向き合わなければならなかった」 それこそが、ボタンの掛け違いの始まりだった。 オディオの代替だと決めつけ、オディオばかりをみて、この憎悪を省みなかった。 それでこの想いを背負える道理など、あるはずもない。 「汝に問う。憎悪よ、永遠に憎み続けるものだというのなら、 なぜお前はここにいる。終わらないものだというのならば、なぜお前はここにいる!?」 憎悪を遡る。雷が落ちるよりも、天から降り注ぐよりも前へ。 所詮はオディオの贋作。本人でない以上、憎悪が存在するのに理由もなにもない。 だが、それでも物真似師はそれを生んだ。何のために憎悪は生を受けた? 生まれてすぐに、空へと飛び立ったのは、何のためだ? 「守りたかったからだろう! 全てを失ってでも、失いたくない光があったからだろう!!」 お前はそのために生まれたのだと、敗者は宣言する。 たとえその後全てを憎悪に塗り潰そうが、ただの力と思われようが、汚物のように蔑まれようが、 それでも、それでも生まれた瞬間、お前は確かに必要とされて生まれ、誰かを守るために在ったのだ。 ならば、繋がれる。たとえその憎悪と同調できずとも――――憎悪を生みし始まりの願いならば、届く。 「だから、来い。その願いは僕も抱いた想いだ。 どうか背負わせてほしい。永遠に続くオディオではなく、楽園<おわり>へ続く想いとして!!」 殺すのでも、無かったことにするのでもなく、終わらせる。 その叫びに魔剣が再び色めき立つ。真紅ではなく、金色の光として。 そして、ジョウイの右目が変質していく。 盾の碧だった色彩は憎悪の金色へと変わり、人間の眼球は狼の如き獣眼となる。 これが憎悪だ。どう言い繕うとも、憎悪は憎悪。肉体すら変じさせ、全てを呑み込む闇だ。 そして、闇魔道もまた同様。闇を欲すれば闇に喰われる運命だ。 憎悪のまま、闇のままジョウイはそれらを背負う。 奪うと強く認識し、所有者が彼らであったと強く戒めて背負う。 憎悪も闇も、その毒性を以て伐剣王を蝕むだろう。 だが、それでいい。民の憎悪を背負えずして何が王か。 胸に抱く魔法――傷つかない世界を、失われない楽園を伐剣王は想い続ける。 「それがいつかとまでは約束できない。でも、そのときまで僕も共に歩き続ける。 たとえ、永遠のように闇が続こうとも、僕は二度と止まらない」 オディオの忠告の通り、きっとそれは限りなく不可能なのだろう。 永遠に等しい時間の中で、憎悪に奪われ、時の復讐者に喰われ続けるだろう。 それがどうした。 奪いたければ奪うがいい。喰いたければ喰うがいい。 それでも理想は失われない。楽園は傷つかない。 紋章に冠した名の如く、何度塗り潰されようと、滅ばずに始まり続けるのだ。 いつか楽園が完成するその日まで。願いが終わるその時まで。 「あの日、確かに在った光を想って歩き続ける―――― それが、かつてこの座にいた者が僕に遺した、闇の使い方だ!!」 闇が魔剣の中に吸い込まれ、暴れ狂っていた金色の光が澄み渡る。 獣と化した右眼を憎悪の金色に輝かせながら、 それでも人間として目指すべき場所を見続ける一人の愚者がそこにいた。 無限に続く世界を渡り歩いてでも、答えを探し続けて闇に進んだ、オディオではない魔王のように。 “魔王”として、この理想を貫き通すと、その身体で示していた。 アビリティドレインが終了し、魔剣の光が収まる。 憎悪を負った証である金色の獣眼が、吸収しきれずに残った闇を睨みつける。 そこには魔剣にも取り込めない、想いも祈りもなにもないただの力が、 闇魔道の純然たる権化が残るだけだった。 Climax 02 魔王になるということ Scene Player――――ジョウイ=ブライト 泥は残った闇を守るようにして、島の中心へとその身を寄せる。 憎悪を背負った伐剣王が、金色の魔剣を携え死喰いへと疾走する。 足を前に出すたびに泥は飛沫となってジョウイを穢し、阻もうとするが、その歩みを止めるには至らない。 泥がいよいよ危機感を覚え、圧倒的な質量でジョウイを全方向から喰らい尽くそうとする。 勇者ならば、あるいは英雄とよばれる者ならば。 希望を、勇気を、愛を、欲望を、人が生きるための想いを抱くならば、死も闇も憎悪も切り裂いて進めるだろう。 彼にはそれがない。希望はなく、勇気は乏しく、愛は足りず、欲望は歪んでいる。 『AAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!』 だけど、その道に導きを見た者はいた。 8割近くを泥に喰い尽くされたゴーストロードが、最後の想いを振り絞って闘気を発動する。 邪魔はさせぬと、その道を阻ませぬというありったけの邪念で、ジョウイに迫る泥の動きを遅滞する。 その様に、ジョウイは僅かに奥歯を軋ませ、それでも亡将を省みることなく島の中心へと走る。 イスラの慟哭が、ジョウイの脳裏を掠める。 彼の言うとおりだ。ぼくが、オスティア候から終わりを奪ったのだ。 その事実は消えないし、奪ったものを返すこともできない。 ならばそれを抱いて前に進む。奪い尽くして、前に進む。 奪ったのならば、より大きなものを与えなければならない。 全てを失った王が祈り続けた、餓えぬ国を、民の笑顔を、貴族も貧民も、 勝者も敗者もない世界を――――何一つ失わない楽園を、それを成す新しき法を、秩序を生む。 たとえ、代わりの利かぬものだとしても、それだけが王にできることだから。 そのためならば、ぼくたちの涙などいらないのだから。 「全部、奪う気なの……死も、憎悪も、闇も、全て……」 酒を呑む手さえも止めて、メイメイはジョウイを見つめる。 「……そこまでする必要あるの? 人の身で、どうしてそこまで……」 その様に、メイメイは驚嘆するしかない。 彼は英雄と呼ばれる者の気質を持たぬ、資格なき人間だ。 器ではない。故に彼はこの先に進めない。その先に待つのは破滅しかない。 資格はない。故に彼はここで沈む。宿罪に呑まれた彼にハッピーエンドは存在しない。 それを承知で、彼は走っている。 先ほどまでの彼は、魔法によって自分が歩く理由こそ知ったものの、 その歩みは先の見えぬ闇におっかなびっくり進むような足取りだった。 だが、今は違う。その爪先には体重が乗り、明確に進む先を見据えている。 いったい上で何を知ったのか、その理由を問わずにはいられなかった。 「戦いの誓い――――」 闘気に怯んだ泥の隙間を縫って走り続けるジョウイは、問いが聞こえどそれに応える余裕を持たない。 代わりとばかりに紡がれた紋章術の名に、不滅なる始まりの紋章がどくりと鳴動する。 そして、ジョウイの背に、黒い靄のようなものがまとわりつく。 それは嘆きだった。怒りだった。悲しみで、憂いだった。 失われたもの、終わったもの、奪われたもの。 紋章と魔剣に刻まれたそれらの記憶が、無色の憎悪と結びつき、負の感情と化して形となる。 ハイランド、都市同盟、忘れられた島、エレブ大陸。 様々な世界の記憶を取り込んだ、魔剣に生ずる怨嗟は、千や万ではもはや利かない。 彼らが在る限り、ジョウイはその歩みを止めることはできない。 自分は器ではない。それでも、背負ってしまったものがある以上、足を止めるわけにはいかない。 魔王の外套のようにジョウイの背を覆う黒き波濤が、ジョウイを縛り付けている。 彼らが背を押す以上、ジョウイはどれだけふらつこうが地獄の中で足を動かすしかなかった。 「つらぬく者――――」 だが、ジョウイはこの足を歩ませる想いが好意だと知った。 そして、今のジョウイは、この地獄を進むための標を紅の賢姫から得ていた。 ――――それは、ある男の物語。 資格が無いと告げられた。お前にその聖剣は抜けぬと雷鳴を以て返された。 お前は、英雄にはなれないと、言われてしまった。 だけど、彼は頷かなかった。 資格が無いなら、資格を得ようと奮うべきだ。 認められないのなら、認められるように努めればいい。 英雄になるのだ。世界を、未来を守るために。英雄にならなければならないのだ。 世界が私を英雄と認めぬなら、認めさせよう。 たとえ誰に否定されようが、たとえ何を失おうが。 私は英雄となって世界を守ろう。そこにたとえ血を流そうとも。 その意志だけで、彼は世界<ファルガイア>を変革した。 彼の方法論の是非を問うつもりは更々ない。 彼が英雄になりたかっただけなのか、世界を救うための手段として英雄になりたかったのかも分からない。 だけどただ一点、分かることがある。 彼は貫いた。己が意志を世界に貫いた。 誰が認めずとも、間違いだと言っても、資格が無くとも。 ありとあらゆる手段を用い、果てを目指し、走り抜けた。 彼は、己が想いを――――魔法を以て世界を変えた。“王に至った”のだ。 「デュアルキャスト――――」 正統たる魔女の呪文と共に、魔剣が再び金色に輝きだす。 先人への畏敬を込めて、ジョウイは魔法を研ぎ澄ませる。 リルカには似ているとは言われたが、全然だ。彼の懊悩に比べれば、この魔法の何と弱いことか。 資格が無いのなら、努力すればいい。それだけのことではないか。 楽園から小鳥が飛びだしたのならば、それはその場所が居心地悪かっただけのこと。 まだ完全ではないと指摘してくれただけで十分。より良くなるように努めればいい。 魔王となるのにも資格などない。出来る出来ないなど問題にならない。 力でも血でもなく、この想いのみで魔王となり、全てを背負おう。 (だから、お前もだ死喰い。その妄念も、僕が叶え、背負ってみせる!!) そのためにも、ここで死喰いに想いを与える必要がある。 力にするべく生むためだけではない。この想いを、伝え、知らしめ、認めさせるために。 伐剣王の踏み込みが加速する。背負ったものを、前へと進む意志へと変えていく。 犠牲に縛られるのではなく、犠牲になった人たちを想い、だからこそ楽園を創りたいと願う。 屍を増やす道だとしても、失われていい命なんてないと知っても、その屍を背負って地獄を進もう。 オスティア候、災いを招く者、ノーブルレッド。 生きている間は、絶対に交わらなかったはずのものさえも背負う。 たとえ進む道が違っても、始まりの願いと終わりの場所はきっと繋がれると信じて。 『しなければならない』と『したい』ことは、きっと同じことのだと信じて、 背負ったものの重みを魔法へと変えて、この金色の一閃に賭す。 「――――『つらぬく誓い』ッ!!」 憎悪に輝く金色の一太刀が、島の中心へと打ち込まれた。 複合紋章術によって高められた魔力が、剣撃の威力としてグラブ・ル・ガブルへと穿たれる。 泥と合一したラヴォスの亡霊と、そしてその中に眠るルクレチアへと届けと、 蒼き泥の粒子一つ一つに、4つの想いさえも越えた魔法が刻まれる。 憎悪を制し、なおかつ想いを極めたジョウイの魔法は死喰いを誕生させるのに十分だろう。 城へと、街へと、山へと、全てに伝わるように。 全てを失った者たちに、この導きが届くようにと、死喰いの内的宇宙を照らす。 このままならオディオを憎悪し、オディオに憎悪され、 何一つ望むまま終われなかった者たちはこの光を掴むだろう。 ジョウイにはその確信があった。 このまま奪うことは容易い。誕生させて力にすることも不可能ではないだろう。 (そんなに生れたいか。生れたいと子宮で暴れるか。 ――――――――ならば問う。“貴方たちは、生まれて何をしたい”) “だが、敢えてジョウイはその光を収める”。 代わりに、死喰いの奥深くへ問いを投げかける。 これは赤子なのだ。光を見れば喰わずにはいられない。 そのくせ食事の作法も知らないから、希望も欲望も勇気も愛も喰いきれない。 力だけの、本能だけの胎児。 今ここでジョウイが奪ったとしても、それは何もわからぬ子供を攫ったに過ぎない。 それは背負うとは言わない。死喰いの選択が介在していないのだ。 召喚獣として呼び出すのならば、それは力を減じさせることになる。 (それほどまで生れたいのなら、手伝ってやろう。だから、生れて何をしたいのかを決めておけ。 その答えが、それがぼくの魔法に繋がるのならば、ぼくが背負おう) ジョウイの懐から自分の首輪の感応石がこぼれ、ルクレチアへと落ちていく。 奪うのならば、まず与えなければならない。故に伐剣王は、死喰いの想いを確かめる。 この導きを知って、それでなお掴むかどうかの選択を許そう。 もしも共にあれるのならば、そのときこそ誓約を結ぼう。 その意が伝わったか、泥は今度こそ海へと還っていくいった。 ENDING PHASE Ending 1 SUCCESSION -継承- Scene Player――――グレートロード 静かに流れゆく星の泥の中で、ゴーストロードは立っていた。 いや、足の影すら残っていない今の状態で立っていた、というのは語弊がある。 千路に食いちぎられた魂が、油汚れのように染み着いている。 そういう表現が妥当なほどの残滓だった。 とうに肉体も依代もなく、授けられた斧の影も砕け、もう幾ばくの時間もあるまい。 放っておけば自然に消える。 そんな影の前で、泥がじゃぶりと波打った。 彼を縛り、呪った男が、彼の目の前に立ち、己の姿をじっと見つめていた。 「御苦労でした。死喰いは僕たちの掌中に収まった。 これで、勝利の可能性ができた。貴方は任務を全うしました」 無機質な事後報告。感覚も残されていないゴーストロードにそれを述べる伐剣王の表情は分からない。 だが、亡霊はそれでも良かった。 感謝も謝辞も必要ない。ただ、このままでは終わりきれないと思っただけなのだから。 「……貴方は、最後、人として戦いたかったのですね。 彼らと、勇気を持った彼らを見て、魔剣の加護を捨ててでも、 己の個我で、彼らに向かい合いたかったのですね」 少しだけ、王の湿っぽい声が聞こえる。もはやその言葉に想えることも無かった。 そうであったのか、託された任務のためだったのか。もう思い出せない。 人としての想いを置いてきたこの身は、全て失ってしまった無様な王でしかないのだから。 「……貴方には、殿を命じました。全てを賭して礎となれとぼくが命じました。 そのために必要な全てを与えました」 死に恥を晒し続ける将に、伐剣王は冷たく言い放つ。 「だから、貴方は知らないでしょうが……僕がラグナロクに力を供給しました。 だってミスティックを使ったのですから。僕を通さなければできるはずもない」 亡霊は、消えゆく中で、それを黙って聞いていた。何を言われても、言い返すことはしない。 「ぼくが、ラグナロクを暴走させました。 ジャスティーンの力を見定めるために、捨て石にしたんですよ。 それを傀儡に過ぎない貴方が、さも自分がやったかのように嘆くなんて」 語気を強めて、伐剣王は続ける。 お前は馬鹿だと愚かだと、手のひらで踊った人形をこき下ろす。 「もう一度言います。ぼくが命じました。全てを賭して戦えと命じました。 貴方はそれを全うした。その結果によって貴方の守りたかったものは壊れたのだ。 判断ミスで失った? 自惚れないでください。貴方に自由意志などない。 貴方は僕の命令を完璧に達した。それだけが真実だ!!」 軍の行動によって生じた責任は、命じられたものではなく、命じた者がそれを負う。 そんな杓子定規な軍隊の原則論を、神秘的な泥の海で、賢しげに振り回している。 そんな子供に、亡霊は身を震わせた。気恥ずかしさで悶えそうになったのかもしれない。 「だから、僕を恨んで下さい。僕だけを憎んで下さい。 許しは乞わない。さよならも言わない。だけど」 向いていないのだろうな、と思った。 素直にさよならと、ありがとうと言えば楽だろうに、それを言わない。 悪逆非道な魔王の演技が1分も保たずに剥げ落ちている。 「後悔だけはさせません。いつか必ずや、貴方が拓いた理想郷の先の、楽園で」 それでも、この背中に負った物を忘れないでいてくれるのならば、それを拒める道理はなかった。 亡霊の影が、粒子となって完全に砕け散る。その粒が、魔剣の中に吸い込まれていった。 人としての終わりを、未来を見た少年に預け、 王として終われぬものを、理想を見た魔王に預け、 何も為せず全てを失った男の終わりは、不思議なくらい軽やかだった。 Ending 02 決戦の足音 Scene Player――――メイメイさん 「最後、手を抜いたでしょ?」 花咲く地底の楽園で、メイメイは新しく酒を注ぎながらジョウイに尋ねた。 71階に戻り抜剣状態を解除したジョウイがメイメイの方を向く。 精神のみであったとはいえ、激戦を終えたその顔は涼やかで、異変を感じさせない。 ただ、獣のような右目が金色に輝いていることだけを除けば。 「あの場で死喰いを誕生させようと思えばできた。でもしなかった。それはなぜか、聞いてもいい?」 「……理由は2つです。1つは、あの闇を完全に吸い切れなかったから」 ジョウイがアビリティドレインで魔剣に取り込んだのは、 災いを招く者が闇に踏み行った想い――――いわば始まりだ。 だが、闇を極めれば極めるほどに始まりの想いは失われ、ただ力を渇望する存在へと墜ちてしまった。 「貴方の想いで取り込むには、破滅に寄りすぎている、と」 「そうですね。破滅だけを純粋に願われてはこの魔剣では背負えない。 この中に入った闇魔道を使って、死喰いを生むしかない」 そう言って、ジョウイは自分の右目を擦る。 理想を以て憎悪と闇を制するという無茶を行ったからこそジョウイは理解する。 あれを取り込むならば、恐らく人間を捨てなければならない。 獣に、オディオに墜ちなければ、始まりの想いを捨てなければ手に入らないだろう。 それを認めることはジョウイにはできない。 この理想を貫くためには、そこに墜ちるわけにはいかないのだ。 「でも、不完全でも生むだけならたぶん半分の闇魔道で十分でしょう? 想いもそれなりに食べたでしょうし」 「……逆に聞きますが、ガーディアンロード相手に不完全な死喰いをぶつけて勝てると思います?」 「ノーコメントで」 ただ死喰いを誕生させるだけならば、今のジョウイでも十分可能だ。 そこそこの想いで、半端な術式で、それなりの憎悪でも生むには十分だろう。 だが、ゴーストロードが残したイスラ達との抗戦記憶に、 核識を通じて識ったロザリーの歌を魔剣から連れ出したピサロの愛と、 セッツァーの祈りさえも乗っ取るような希望と欲望。 それらを知ってしまった以上、もはや死喰いを出せば確定で勝てるという考えは捨てなければならない。 「特にジャスティーンはまだ延び代を残しているように見えました。 この状況下での単独投入は下の下策です。召喚するならば、相応の仕掛けを打つ必要があります」 「でも、そんな悠長なことしてていいの? 貴方が永く保たないのは言うまでもないし、貴方が死喰いを誕生できると分かったら、 オル様が先取りして誕生させるかもしれないわよ?」 少しだけ身を案じるようなそぶりでメイメイはジョウイに尋ねた。 憎悪と同調せずに制するという道を選んだ以上、ジョウイのタイムリミットは変わらず存在する。 いかに制御できようが、毒に触れればいずれ蝕まれるように。 それに、ジョウイが死喰いを誕生できると分かれば、オディオとて黙ってはいられまい。 なんらかの手を講じる可能性も否定はできない。 「それはないですよ。オディオは別に戦力として死喰いが欲しい訳じゃない。 オディオはそれがどういう形で生まれるのかが見たいだけだ。 むしろ、不完全な形で召喚する方が、オディオの機嫌を損ねるでしょう」 だが、ジョウイはそれはないと断じる。 オディオの目的は、勝者に敗者を省みらせるという一点に集約される。 ならば、世界の敗者とこの島での敗者を練り合わせて生まれる死喰いはまさに敗者の象徴となるだろう。 それを、自分の手に入らないからと先走って、不完全な形で誕生させるメリットは全くないのだ。 少なくとも、誕生を完全な形で為そうとする限り、オディオは手を出さないだろう。 それこそが、ジョウイが完成度を優先する理由の2つめだ。 (……それに、死喰いにも約束した。時間を与え、完全な形で生を与えると) 蒼き門を通じて泥の海に置いてきた感応石を思い出しながら、ジョウイは死喰いを想う。 理由はまだ分からないが、死喰いはより完全な形で生まれたがっている。 それ知りながらジョウイの個人的な都合で早産にする訳にもいかなかった。 「ふーん、死喰い誕生の最低ラインは突破したから、 後はそれで勝てるように完成度を高める……ってのは分かったわ。 で、実際どうするの? ここで闇魔道を解析しながら、儀式を完璧にする?」 ジョウイの方針を聞いてそれなりに納得したメイメイはその先を促す。 このまま待ちの戦略を取るような可愛い気があるようには見えなかったのだ。 「……メイメイさんに、一つお願いがあるのですが。これを、彼らに届けてあげてくれませんか?」 ジョウイは返答の代わりにメイメイに一冊の書物を渡す。 それはマリアベルが死の淵で認めた欲望の書物に他ならなかった。 「いいの? これを渡したら、いずれ首輪解かれちゃうわよ? そうなったら禁止エリアなんて――――ッ!?」 そこまで言って、メイメイはジョウイの目論見を理解した。 この書に書かれた事実を知れば、彼らは否応なく死喰いにたどり着くだろう。 そうなれば彼らはここを無視できない。 ここに背を向けて空中城を攻めるのは危険すぎる。 彼らは死喰いを何とかするべく首輪を解除してこちらに来るだろう。 「……ぼくはこの地で彼らを迎撃します。 彼らが来るまでに可能な限り闇魔道を完成させ、 たどり着いた彼らを殺し死を喰わせ、それを以て死喰いを完成させる」 ジョウイの背後に門が生じ、そこから2つの影が現れる。 一人は鋭い眼が印象的な猛犬の如き将で、一人は角張った顔に浮かぶ冷徹な表情が印象的な将だった。 シード、クルガン。紋章の記憶と憎悪より形作られた亡霊。 ただ違うのは、そこには曖昧な亡霊ではなく、明確な肉体があったということだ。 白磁の如き肌、黒髪と金の眼が特徴的なそれは、紛う事なきモルフの肉体。 グラブ・ル・ガブルの生命と亡霊を組み合わせて作られたモルフだった。 「勝ちます。希望も勇気も欲望も愛も、憎悪も越えて、魔法を以て王に至るために」 その宣言と共に、巨大感応石が鳴動する。 島自体が脈動するかのように響いた鼓動は、死喰いの中に更なる死が送り込まれた証だった。 希望と欲望を喰らったセッツァーの死を喰い、死喰いが更なる高みを知った証だった。 全ての幸いを喰らうセッツァーの想いを取り込んだ以上、 もう首輪が在ろうがなかろうが、死喰いは死を取り込むだろう。 「彼らにはゲートホルダーもある。あまり時間をかけるわけにもいかない。直ぐに準備を始めます」 ジョウイはそう言って立ち上がり、モルフとなった将達から魔王の外套と絶望の棍を受け取る。 外套の一部を千切り、憎悪に歪んだ右眼を隠しながら、彼はついに魔王を背負った。 「……分かったわ。もう試すようなことは言わない。だけど、最後に一つ教えてくれない?」 全ての運命が加速し始める感覚を覚えながら、 メイメイはふと、楽園のなかの一輪の花に手を添える。 「貴方の戦いによって楽園は手にはいるかもしれない。 そしてそのために血は流れるでしょう。この花も赤く染まるでしょう。 でも、白い花が好きな人もいるでしょう。そんな人たちのために、貴方は何ができるかしら?」 この楽園を血に染めてでも勝利を掴む覚悟があるのかと、占い師は問う。 はっきり言って答えの出ない問題だ。出題者と回答者の溝がでかすぎる。 「守りますよ、赤い花を。ずっと、ずっと。 いつか、誰もが赤色を忘れて、それを白いと言ってくれるまで」 それでも、誰よりも弱い魔王は間断なくそう答えた。 血に染めてでも、勝利を掴むと、敗者の王はそう宣言した。 そう、とメイメイは眼鏡の奥でこの島に残った最後の敗者を見つめる。 彼は間違っていない。その始まりの祈りも、終わりの答えも間違っていない。 それでも彼はその道を選んだ。 それだけ人を想えるのに、そこまで自分を知っているのに、選んだ道は破滅の回廊。 正しい道を選んでいるはずなのに、どこかで捻れて歪む。 いったい何が彼をそうさせるのか。そのどうしようもなさはいったい何なのか。 (でも、それが――――) 手にした手記をその力で転移させながら、メイメイは注いだ酒を飲み干した。 それが、人間と言うものかもしれないという言葉ごと。 【F7 アララトス遺跡ダンジョン地下71階 二日目 昼】 【ジョウイ=ブライト@幻想水滸伝Ⅱ】 [状態]:クラス『伐剣王』 ダメージ(中)疲労(中)金色の獣眼(右目のみ) 全身に打撲 首輪解除済み 腹部に傷跡 『魔王』としての覚悟 [装備]:キラーピアス@DQ4 絶望の棍 天命牙双(左) ハイランド士官服 魔王のマント [道具]:賢者の石@DQ4 不明支給品×1 基本支給品 [思考] 基本:優勝してオディオを継承し、オディオと核識の力で理想の楽園を創り、オディオを終わらせる。 1:魔王として地下71階で迎撃の準備を整える 2:参加者を可能な限り殲滅し、その後死喰いを完全な形で誕生させる 3:メイメイに関してはしばらく様子見 [参戦時期]:獣の紋章戦後、始まりの場所で2主人公を待っているとき [備考]:ルッカ、リルカと参加している同作品メンバーの情報を得ました。WA2側のことは詳しく聞きました。 ※紋章無しの魔法等自分の常識外のことに警戒しています。 ※紋章部位 頭:蒼き門の紋章 右:不滅なる始まりの紋章 ※無色の憎悪の『始まり』を継承し、憎悪を限定的に制御できるようになりました。 ただし、毒性はそのままのため、日没までには憎悪に喰われます。 ※マリアベルの欲望の残滓を魔剣に取り込んだことで、アビリティドレインが使用可能。 無色の憎悪を介して伐剣王が背負った(魔剣に想いを取り込んだ者)の能力を限定的に使用できます。 ただし、その為には死の痛みも含めた全てを背負う必要があります。 また、ロードブレイザーのようなジョウイの理想に全く繋がらない想いは背負えません。 ※アビリティドレインにより『災いを招く者』の力と誓約しました。 その力とグラブ・ル・ガブルにより、亡霊騎士をモルフ化しました。 この2体のみ維持のための魔力コストがなくなりましたが、破壊されれば再召喚はできません。 【つらぬく誓い】 不滅なる始まり・Lv3紋章術。魔剣の中の憎悪を制したことで使用可能になった。 魔剣の中にある犠牲になってきた人たちの負の感情を高揚させ、魔力に変換して使用者をブーストする。 彼らに操られるのではなく、彼らを背負うという誓いが、伐剣王の魔法を遥か高き大地へと押し上げる。 一目見れば誰でもわかる、魔王が抱くその矛盾はあまりにも惨くおぞましい。 それでも、その矛盾を貫かなければ始まりは開かれない。 *ロザリーが見たのは、死喰いに喰われたルクレチア@LALでした。 ルクレチア以外の場所(魔王山等)が死喰いの中にあるかは不明。 *召喚獣を使い、遺跡ダンジョンの地下1階~地下70階までを把握しました。 *メイメイが地下71階に待機し、オディオにも通じる状態でジョウイを観察しています *死喰いの誕生とは、憎悪によって『災いを招く者の闇魔道』を起動させることで、 グラブ・ル・ガブルとプチラヴォスの亡霊をモルフとして再誕させることです。 ただし、現在は闇魔道の半分がジョウイの魔剣に封じられたため、 現時点ではジョウイにもオディオにも不完全な形でしか誕生できません。 Ending 03 そして彼らもまた集う Scene Player――――アナスタシア=ルン=ヴァレリア 「ティムくんったら少し観ないうちに、 おちんぎん(ARMS隊員としての)、こーんなに大きくしちゃって…… コレットちゃんのことを思って、がんばっちゃったんだぁ…… ほら、こんなにパンパンになっちゃってるよ?(がまぐちが) 三ヶ月も貯めちゃうなんて、ふふ、我慢強い子は大好きよ? でも、貯めすぎっていろいろ良くないから……(節税的な意味で) ね? 出費しちゃいましょ? 気を楽にして……お姉さんが手伝ってあげるから…… ぐへへへへええへへへええ―――――――ほげえッ!!!!」 スウィートな夢を見ていたアナスタシアの目を覚ましたのは、本の角だった。 斜め45度に傾いて自由落下した本は、このように目覚ましの役割すら果たす。 「誰よ! はにぃであふぅできっちゅなスんばらすぃドリーミンに浸っていたってのに! 安眠妨害とか訴訟? もうこれは訴訟も辞さないってこと? 上等ッ、表出ろやぁ!!」 「……屋外だろうが」 映像にするといろいろコードに引っかかりそうな夢から 現実に引き戻されて怒り心頭なアナスタシアに、ピサロが呆れたように応じる。 ピサロは既に目を覚まし、砲剣の握りを確かめていた。 「口開くなよリア充、黙って爆発しろよ(おはよう、ピサロ! すがすがしい朝ね!!)」 鼻血を吹きながらいい笑顔で挨拶するアナスタシアを見て引き金にかかるピサロの指に力が入るが、 ロザリーのことを3回ほど思い出したところで力を緩めることに成功した。 「……貴様の仲間が呼んでいるぞ」 ピサロが促したその先には、先ほどまで戦場を隔てていた壁だった。 鼻をこすりながらアナスタシアが耳を傾けると、 その向こうから、アナスタシアやアキラを呼ぶストレイボウの声が聞こえてきた。 あたりを見回せば戦闘らしき音はなく、どうやら全ての戦闘は片づいたらしい。 「あなたが答えればいいじゃない?」 「……勘違いの上でもう一戦したいというのなら、やぶさかではないぞ」 どうやらピサロはアナスタシアが目覚めるのを待っていたらしい。 返事をしてアナスタシアが死んだと思われ、戦闘に発展する可能性を危惧したのだろう。 やはり、戦う気はもうないらしい。 「聞こえてるわよー! 今から壁ぶった切るから、少し離れてなさーい」 扉を開けるから離れてなさいというのと同レベルの気安さで、 アナスタシアは退いていろという。 「……山にもほどがあるだろう」 「なんか言った? まあいいけど。そういえば、そろそろ出せるかしら、ルシエド……ふんっ」 ピサロの呆れたような言葉を聞き逃し、アナスタシアは欲望を高め、巨大な聖剣ルシエドを具現する。 「……セッツァー……」 問題なく召喚された聖剣を見て、ピサロは僅かに顔を曇らせる。 ルシエドが出現したことの意味を理解できないほど、ピサロは忘八者ではない。 「…………?」 「どうした、アナスタシア」 だが、一向にルシエドを振らないアナスタシアを怪訝に思い、 ピサロはアナスタシアに声をかける。 「ん? いや、何でもないわよ。見てなさい……ふん!!」 アナスタシアの斬撃によって、隆起した壁が両断される。 常人から見れば明らかにおかしいが、アナスタシアならばさほど不思議ではない。 だが、その光景に僅かな安堵を滲ませていたのは、当のアナスタシア本人だった。 「んー? なに、こっちを見つめて……いやらしい」 「馬鹿を言え。……装填」 ピサロの視線に感づいたアナスタシアが、おどけるように身をくねらすと、 考えるだけ阿呆臭いと目を背けながら、ピサロは砲剣に魔力を込める。 放たれた砲撃は、飴のように壁をくり抜き、アキラたちのいるエリアへの道を開く。 完全とは言えないが、戦闘可能な程度には魔力も戻ったらしい。 「こんなものか。人間どもに事情を説明するのも億劫だが、致し方ないか……」 「ねえ、ピサロ、これ貴方の?」 ストレイボウたちの影が大きくなっているのを見続けるピサロに、 ツインテールを解いてポニーに戻しながらアナスタシアが声をかける。 その手には、先ほどアナスタシアの眼を覚ました一冊の本があった。 だが、ピサロには当然思い当たる節もなかった。 そう、とアナスタシアはデイバックにそれをしまい込む。 読むのは他のみんなの状況を確認したあとでもいいだろう。 そう意識を切り替えて、アナスタシアは彼ら3人を迎えた。 その手に残る、本の重みを振り払うように。 この後、彼らは知ることになる。 イスラたちが戦い抜いた勇気の物語を。アナスタシアが吼えた愛の物語を。 眠りから覚め、散乱した遺品を集めて待つアキラだけが継げる希望の物語を。 そして、その書に記された、賢者の物語を。 最後のページだけ白紙となった愚者の物語だけは知らぬまま。 【C-7とD-7の境界(C-7側) 二日目 昼】 【カエル@クロノ・トリガー】 [状態]:書き込みによる精神ダメージ(中)右手欠損『覚悟の証』である刺傷 瀕死 疲労(極大)胸に小穴、勇気(真) [装備]:天空の剣(二段開放)@DQ4+WA2 覆面@もとのマント [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:燃え尽きた自分を本当の意味で終わらせる 1:イスラを引っ張ってストレイボウの仲間たちと合流する 2:友の願いは守りたい [参戦時期]:クロノ復活直後(グランドリオン未解放) [備考] ※ロードブレイザーの完全消失及び、紅の暴君を失ったことでこれ以上の精神ダメージはなくなりました。 ただし、受けた損傷は変わらず存在します。その分の回復もできません。(最大HP90%減相当) ※天空の剣(二段開放)は、天空の剣本来の能力に加え、クリティカル率が50%アップしています。 【イスラ・レヴィノス@サモンナイト3】 [状態]:ダメージ(大)、疲労(極)、心眼、勇猛果敢:領域支配を無効化 [装備]:魔界の剣@DQ4、ドーリーショット@アークザラッドⅡ、サモナイト石“勇気の紋章”@サモンナイト3+WA2 [道具]:基本支給品×2、 [思考] 基本:―― 1:―― [参戦時期]:16話死亡直後(病魔の呪いから解かれている) [備考] ※高原、クロノ、マッシュ、ユーリル、ヘクトル、ブラッドの仲間と要注意人物を把握済み。 ※フォース・ロックオンプラス、ブーストアタックが使用可能です。 ※サモナイト石“勇気の紋章”のおかげでカスタムコマンド“ブランチザップ”が限定的に使用可能です。 通常攻撃の全体攻撃化か、通常攻撃の威力を1.5倍に押し上げられますが、本来の形である全体に1.5倍攻撃はまだ扱えません。 また、本来ミーディアムにあるステータス補正STR20%SOR10%RES30%アップもありません。 【ストレイボウ@LIVE A LIVE】 [状態]:ダメージ(中)、疲労(極)、心労(中)勇気(大)ルッカの知識・技術を継承 [装備]:フォルブレイズ@FE烈火の剣、“勇者”と“英雄”バッジ@クロノ・トリガー+クロノ・トリガーDS [道具]:基本支給品一式×2 [思考] 基本:約束と勇気を胸に抱き、魔王オディオを倒してオルステッドを救い、ガルディア王国を護る。 1:イスラを引っ張って仲間達と合流する 2:ジョウイ、お前は必ず止めてみせる…! 参戦時期:最終編 ※アキラ以外の最終編参加キャラも顔は知っています(名前は知りません) ※記憶石によってルッカの知識・技術を得ました。 ただしちょこ=アクラのケースと異なり完全な別人の記憶なので整理に時間がかかり、完全復元は至難です。 また知識はあくまで情報であり、付随する思考・感情は残っていません。 フォルブレイズの補助を重ねることで【ファイア】【ファイガ】【フレア】【プロテクト】は使用可能です。 ※“勇者”と“英雄”バッジ:装備中、消費MP2分の1になります。 ※首輪に使われている封印の魔剣@サモナイ3の中に 源罪の種子@サモサイ3 により 集められた 闇黒の支配者@アーク2 の力の残滓が封じられています 闇黒の支配者本体が封じられているわけではないので、精神干渉してきたり、実体化したりはしません 基本、首輪の火力を上げるギミックと思っていただければ大丈夫です ※首輪を構成する魔剣の破片と感応石の間にネットワーク(=共界線)が形成されていることを確認しました。 闇黒の支配者の残滓や原罪によって汚染されたか、そもそも最初から汚染しているかは不明。 憎悪の精神などが感応石に集められ、感応石から遥か地下へ伸びる共界線に送信されているようです。 【アキラ@LIVE A LIVE】 [状態]:HP1/32、疲労(超)、精神力消費(超) [装備]:パワーマフラー@クロノ・トリガー、激怒の腕輪@クロノ・トリガー、デーモンスピア@DQ4 [道具]:毒蛾のナイフ@DQ4 ブライオン@LIVE A LIVE、基本支給品×5 天使ロティエル@SN3(使用可) デスイリュージョン@アークザラッドⅡ、ミラクルシューズ@FFⅥ、いかりのリング@FFⅥ、 海水浴セット、基本支給品一式、ランダム支給品×1、焼け焦げたリルカの首輪、 ラストリゾート@FFVI、44マグナム(残弾なし)@LIVE A LIVE、バイオレットレーサー@アーク2 セッツァーのデイパック、アシュレーのデイパック、 ちょこのデイパック、拡声器(現実)、日記のようなもの@??? [思考] 基本:ヒーローになる。 1:起きたことを説明する [参戦時期]:最終編(心のダンジョン攻略済み、ストレイボウの顔を知っている。魔王山に挑む前、オディオとの面識無し) [備考]:超能力の制限に気付きました。テレポートの使用も最後の手段として考えています。 ※カノンの名をアイシャ・ベルナデット、リンの名をリンディスだと思っています。 ※松のメッセージ未受信です。 【アナスタシア・ルン・ヴァレリア@WILD ARMS 2nd IGNITION】 [状態]:ダメージ(中) 胸部に裂傷、重度失血 左肩に銃創 鼻血 精神疲労(極大) [装備]:アガートラーム@WA2 マリアベルの手記 [道具]:感応石×3@WA2、ゲートホルダー@クロノトリガー、基本支給品一式×2 [思考] 基本:“自分らしく”生き抜き、“剣の聖女”を超えていく。 1:他のみんなと合流する 2:ジョウイのことはとりあえずこの場が全部終わってから考える 3:今までのことをみんなに話す [参戦時期]:ED後 [備考]: ※名簿を未確認なまま解読不能までに燃やしました。 ※アナスタシアの身にルシエドが宿り、聖剣ルシエドを習得しました。大きさや数ついてはある程度自由が利く模様。 現在、セッツァーが欲望の咢を支配しているため、剣・狼ともどもルシエドを実体化できません。 ※マリアベルの手記の最後には空白のページがあります。後述。 【ピサロ@ドラゴンクエストIV】 [状態]:クラス『ピュアピサロ』 ダメージ(大) ニノへの感謝 ロザリーへの純愛 精神疲労(極大) [装備]:クレストグラフ(5枚)@WA2 愛のミーディアム@WA2 バヨネット [道具]:基本支給品×2、データタブレット@WA2、双眼鏡@現実 点名牙双@幻想水滸伝Ⅱ、解体された首輪(感応石) 天罰の杖@DQ4 [思考] 基本:ロザリーを想う。受け取ったロザリーの想いを尊重し、罪を償いロザリーを傷つけない生き方をする 1:償いの方法を探しつつ、今後の方針を考える [参戦時期]:5章最終決戦直後 [備考]:*クレストグラフの魔法は、下記の5種です。 ヴォルテック、クイック、ゼーバー、ハイ・ヴォルテック、ハイパーウェポン *バヨネットはパラソル+ディフェンダーには魔導アーマーのパーツが流用されており魔導ビームを撃てます *ラフティーナの力をバヨネットに込めることで、アルテマを発射可能です。 ※マリアベル・ストレイボウ・アキラ・ちょこ・ゴゴ・ジョウイ・アナスタシア・ニノ・ヘクトル・イスラのデイバックに 首輪解体用工具及び解体手順書が分散して入っていました。 回収できた分量・及び手順書の復元度はお任せします Ending 04 ヴェルギリウスの未練(天国篇) Scene Player――――マリアベル=アーミティッジ さて、言い遺したことはこれで全部じゃ。 長々と語ってすまなんだな。ときに―――― これを最初に読んだのはアナスタシアか? お前には特に何もない。 言いたいことは言ったし、言われたかったことは言ってくれた。 それで十分じゃ。十分すぎるほどにな。その生に幸いあれ、友よ。 読み終わったら、ここで燃やしてくれ。頼む。 これを最初に読んだのはニノか? 1日そこらじゃったが、お主といて、楽しかった。ロザリーも同じじゃったろう。 お主のような子がおるというだけで、この永い世にも少しは楽しみ甲斐があったというものぞ。 だから、笑っておくれ、永き世で最後に出会えた愛し子よ。 子供が癇の虫を起こすと大人は眠れぬのじゃ。どうかそのまま、涙を拭ってこの言葉を捨ててほしい。 これを最初に読んだのはヘクトルか? 先に逝くことになってすまんな。お主には苦労をかけることになる。 なにせ残っておるのがアナスタシアも含めて子供ばかりじゃ。 この衆をまとめられるのはお主くらいしかおるまい。 じゃが、それでもどうか守ってやってくれ。彼ら子供の未来を。 言いたいことはそれだけじゃ。このまま破り捨ててくれ。 これを最初に読んだのはアキラか? 先に述べた通り、お主の力を借りなければ収まらん状況になった。 妾が不甲斐ないばかりに申し訳ない。 なに、心配はない。妾達のフォースと同じよ。 己を信じよ、疑うな。妾の言葉なんぞ捨て去っていけ。 駆け抜けよヒーロー、その足跡こそが道となる。 これを最初に読んだのはストレイボウか? 開口一番、お主の友を罵倒してすまなんだな。 悔しかったか? だったならそれでよい。その想いのまま、友と向かい合ってやれ。 忘れるな。お主は生きておる。お主の友も然り。 まだ遅くはない。妾を振り返るくらいなら捨て置いて急げ。 きっと、お主の友も待っておるよ。 これを最初に読んだのはちょこか? 見ての通り、アナスタシアは子供じゃ。ひょっとしたらお主よりもな。 ひとりでは危なっかしいから、目を光らせておかねばならんのじゃが。 頼む。もう少し、やつとともにいてやってくれんか。 妾の代わりではなく、アナスタシアが大好きなお主として。 ……ありがとう。この書はここで閉じて、あやつの傍に行くが良い。 これを最初に読んだのはゴゴか? もうこれが最後と思うが故に言うが、カエルの前例から考えると、恐らくお主とセッツァーは時間平面上でズレておる。 この真実がお主の中のオディオを刺激することを恐れ、言えなかったことを許してほしい。 それでも行くか? ……この書を捨ててでも行くのじゃろうな。止めはせぬよ。 だが、どうか憎悪に呑まれてくれるな。 お主が全てを失っても守りたかった者達が遺したお前を、あ奴らの手で殺させないでくれ。 これを最初に読んだのはイスラか? お主が会わせたかった娘にも会ってみたかったが、叶わんことになった。 代わりと言ってはなんじゃが、お主が、伝えてくれぬか。 マリアベルという、そやつと似合う娘がおったと、お主が伝えてくれぬか。 なに、お主も捨てたものではないよ。そう言ったであろう。案ずるな。 ……ここで書を捨てよ。よいな。必ずじゃ。お主は、特に。 これを最初に読んだのはカエルか? 絶対に許さん。お主には何度煮え湯を飲まされたことか。許すわけなかろう。 たとえ妾以外の誰もが許そうと許さん。少しでも罪を自覚するなら重みに潰されて朽ち果てよ。 …………運が良かったな。そんな妾はもうここにはおらん。 妾はもう知らぬ、死ぬも生きるも好きにせよ。 ただ、ストレイボウだけは、裏切るなよ。分かったならこれを捨ててさっさと去ね。 これを最初に読んだのは魔王か? お主とは戦中で戟を交えるのみであったな。ブラッドとリルカの件は無論蔑ろにはできぬが、 それを差し引けば……うむ、貴様との戦いはなかなかに心躍ったぞ。 チャンバラで切った張ったも悪くはないが、貴人の決闘としてはいささか品位に欠けるからのう。 機会があれば心行くまで術理戦をしてみたかったが……もはや詮無きこと。 さらばだ魔導の頂点よ。その髄でこの書を灼き、後方を欠いた皆の役に立ててやってくれ。 これを最初に読んだのはピサロか? ……多くは語るまい。お主がこれを読んでおると言うことはロザリーの言葉が届いたということじゃからのう。 手放すなよ。失ったものは真には還らぬ。だが、それは全てが無意味となるのではない。 ほれ、いつまでも死人を見るでない。行くがいい。 その道にロザリーの祝福があらんことを。 これを最初に読んだのはセッツァーか? 直接見えた訳ではないが、ひとかどのことは聞いておる。 ……お前の手に掛かれば、この書さえも交渉と謀略の道具になるのじゃろう。 お前だけは、お前だけにはかける言葉が見つからぬ。 お前とゴゴはあまりに近くて遠すぎる。どう転んでも破滅的な結末しか見えぬ。 だが、それでもじゃ。破り捨てて構わぬから、一つ言わせてくれぬか。 もしも、もしも奇跡が起きたのならば、それを素直に受け止めてほしい。 それだけよ。 これを最初に読んだのはジャファルか? 顛末はニノやヘクトルから聞いておる。部外者が口を出すのは野暮じゃが言わせてもらおう。 闇だ光だの、青い嘴でピーピーさえずるでない小僧。 たかが20年さえも生きておらぬ分際で、世界など語るでないわ恥ずかしい。 お前のこれまでの世界に光が無かろうが、それが光の無意味を示すものにはならぬ。 世界は広く真理は遠い。妾の言葉さえも真理ではない。屑籠行きじゃ。 故に生きよ。傍らの娘と、生を全うせよ。闇を語るのは、それからで遅くない。 さらばじゃ。皆の衆。頼んだぞ。 できることならば、遺したくはなかった。 だが、どうにも妾の欲望は、書き遺さずにはおれんようじゃ。 最初に読むのは………………やはりお前なのか、ジョウイ。 お前がこれを最初に読むということは、お主はもうアナスタシア達のもとにはおるまい。 妾が死んだ今、お主がこの場に留まる理由もメリットもないからな。 逆に考えれば、お主がこのタイミングで妾を切るということは、 妾達の中に潜むメリット以上の何かがあったということ。 お前が乾坤一擲の大勝負を仕掛けるに足る何かが生じたということ。 だがあの時点でまだセッツァー達は来ておらん。 つまり、お主が真に待っておったのは、魔王とカエル。狙いは、魔鍵ランドルフか……紅の暴君か。 素直に完敗じゃよ。 疑いを持たなかった訳ではないが、仮にセッツァーと協力して裏切ったとしても、 お主がここから全部をひっくり返す手が思いつかんかった。 妾は、最後の最後を読み切れなんだわさ。 死の狭間で、お主の癒しの光の中にあった暗い感情を受けるまではな。 ……不思議に思うか? なぜそれを誰にも、アナスタシアにも言わなかったか。 自惚れるでない小童。妾の時をなんと心得る。 残された友との語らいにくらぶれば、貴様の叛意なぞ時間を割くも勿体ないわ阿呆。 本当、本当に阿呆よ。 もう少し手を抜ききっておれば、感応石での会話も欲望を書き記すことも叶わなかったろうに。 力を半端に強めよって……おかげで死の苦しみが無駄に延びたわい。 お主が優勝して何を願うのかは分からぬ。じゃが、恐らくろくでもないことじゃろう。 皆殺しだ破滅だととか、そういうレベルで収まらぬ何かをな。 あえて言おう。止められぬか。 その先には何もない。お主がその手に何かを掴むことはない。 だから止めてくれぬか。貴様のためなどとは言わん。 アナスタシアやニノ、ちょこ達のために、我慢してくれぬか。 あの雷を、人の心の光を見たじゃろう。 人はいつかそこにたどり着く。それを信じてやってくれぬか。 ……それで止まるなら、最初からこのような真似はせんか。 ああ、面倒くさい。本当に面倒くさい奴よの。 なぜそうも面倒なんじゃお主達は。ほんに、よく分からん奴よ。 妾は長い年月、さまざまな人間を見てきた。いい人間も悪い人間もいた。 お主はいい人間か? 違うじゃろう。妾を目的のために見殺すのだから。 ならば悪い人間か? そうでもない。ならばリルカの死を悼むまい。 ああ、分からぬ。この血の気の足りぬ精神ではとんと分からん。 命を想えるくせに、死を良しとする。非道を選べながら、それでも痛みを感じる。 何も言わず、ただ己のみに十字架を背負いたがる。 身の程を知りながら欲しいものを我慢できぬ。人を愛していながら信じられぬ。 何故なのよ。いくら叡智を捻ろうが、この問題だけは最奥にかすりもせぬ。 誰の手も振り払ってでも道を進む強さがありながら、誰の手も掴むことのできぬほど弱い。 賢しくも愚かで、愚かで、愚かすぎて愛おしさすら感じるよ。 なんと矛盾に満ち溢れた存在よ、ジョウイ。分からん。本当に分からんよ貴様達――――『人間』は。 なるほど、このノーブルレッドたる妾が“2度も”読み間違えるのも道理か。 ……2つ、頼みがある。 1つは、この書を、あ奴らに届けてやってほしい。 それが貴様にとって恐らく不利となることは承知しておる。その上でじゃ。 対価……とは言わぬが、代わりに、一つ面白い話をしてやろう。 ある男の話を。お主の先に疾走した、全てを掴んで全てを失った莫迦の話を。 私見も感情も交えぬ。その男が何を為し、何を成したのかをくれてやる。 あ奴と同じ道を進まんとするお主が、せめて同じところで転ばぬための杖として。 それを語る前に、もう1つじゃ。 お主の道の果てを、妾に見せよ。お主の末路を、お主の滅びを、お主の結末を見せよ。 あの時、妾たちが掴み取った選択は真に正しかったのか。 妾たちが掴み取らなかった選択の先に、何があるのか。 限りなく『人間』たる貴様の往く道が、どうなるのか。それをノーブルレッドに示せ。 いやとは言わせぬよ。貴様には、責任があるゆえの。 殺した責任? まさか。妾はあの選択に後悔はない。責任も糞もないわい。 じゃあ何かと? まさか本気で分からんというわけなかろうな。 あの時――――天から降り注ぐものが全てを滅ぼそうとしたあの時、 わらわはほんの少し……ほんの、ほーんのちょっぴしじゃ……ドッキリしたのよ。 分かるか? 分からんかなー。分からんのかこのバカチンがッ! あーもー、つまりじゃな、つまりじゃなあ、 ―――――妾を抱いた責任、とってくれるな? くくく、ははははははっ!! ああ、まったく、馬鹿馬鹿しい。なんで妾が、こんな嘘に引っかかったのか、まったく。 さ、それでは語るとしようか。わらわが消えゆくまで、子守唄のように。 懐かしいな……この感覚は、ああ、こそばゆい……あの時のようじゃ…… 知らぬものと、手探りで触れ合うような…… 災厄の前、アナスタシアと逢う前にこうしておったように…… なあ……お主の後継に渡したこの手紙は…… お主のところにまで届くであろうか……手紙をやりとりしている間…… 妾達は、確かに……友であったのじゃ…… どうして、妾達は……最後まで、友ではいられなかったのかのう…… なあ、アーヴィング……始まりの友に連なる最後の友よ…… ※マリアベルの手記の中から、 ジョウイに当てられた文節のみ(できることならば、遺したくはなかった~から最後まで) 不滅なる始まりの紋章に吸収されました。空白以上の痕跡は残っていません。 ※ジョウイがアーヴィング=フォルド=ヴァレリアの原作中の行いを知りました NEXT PHASE Scene Player――――Mastar Scene 『魔族の王』が、『狂皇』が、『魔王』が、『破壊』が、 絆を砕き、心を壊し、怒りを、憎悪を、嘆きを、死を増やす。 それは瞬く間にこの島を覆い、『焔の災厄』となる。 焔は消え、雨が降り、世は暗雲に包まれる。 『闇黒』は『虚言と姦計』を以て霧雨の如く島へと染み込む。 染み込んだ雨は島の深く、深くへと伝わり、やがて一つの泥と交わる。 泥は、『島の意志』は、かつて『大きな火』と崇められたものは、 闇を喰い、憎悪を喰い、力を喰らい『災いを招く者』となる。 それこそが泥の海の墓標――――死を喰らうものに至る地獄巡り。 そして、ついに八界の地獄巡りは終わった。 どのような形であれ、世界最期の日の終わりに、煉獄山は現れる。 この先どう転ぶかなど、観測者でも読めはしない。視えるのはただ一つ。 「――――時間だ」 次の6時間こそが、最後の分岐点であるということだけだ。 時系列順で読む BACK△149-1 魔王様、ちょっと働いて!NEXT▼150:第六回放送 投下順で読む BACK△149-1 魔王様、ちょっと働いて!NEXT▼150:第六回放送 149-1 魔王様、ちょっと働いて! イスラ 151 世界最寂の開戦 カエル ストレイボウ アキラ アナスタシア ピサロ ジョウイ オディオ 150:第六回放送 ▲
https://w.atwiki.jp/sl-stage/pages/197.html
デレステ(アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ)における、「キャラクター名」のプロフィールとステータス、センター効果、特技、評価を掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。 目次 ▼評価 ▼ステータス ▼センター効果/特技 ▼プロフィール ▼入手方法 ▼特訓後 ▼関連リンク キャラクター名 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (card_ch_sr_.jpg) キャラクター名の評価 評価ランク/ 編集中 現在編集中です。 ▶ほかのSSRキャラクターを見る キャラクター名のステータス 名前 キャラクター名 レアリティ SSR タイプ キュート 最大Lv 最大スターランク 最大ライフ 最大ボーカル 最大ダンス 最大ビジュアル キャラクター名のセンター効果/特技 センター効果 センター効果名 センター効果の詳細 特技 特技名 特技の詳細 キャラクター名のプロフィール -プロフィールを開く ふりがな 年齢 身長 体重 誕生日 血液型 利き手 スリーサイズ 星座 出身地 趣味 CV ソロ楽曲 キャラクター名の入手方法 キャラクター名の特訓後 キャラクター名+ キャラクター評価一覧 タイプ別 全タイプ/キュート/クール/パッション レア度別 SSR+/SSR/SR+/SR R+/R/N+/N ステータス比較表 SSR+/SSR SR+/SR R+/R N+/N 人気ページ 1位 - [神秘の女神]高垣楓【SR】 2位 - 消費スタミナと経験値効率 3位 - [クロネコチアー]綾瀬穂乃香【SR】 4位 - [ノーブルヴィーナス]新田美波【SSR】 5位 - [ホワイトウィッチ]三村かな子【SSR】
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/110.html
『勇者』の意味、『英雄』の真実 ◆6XQgLQ9rNg 東の空が微かな明るみを得始める。 このまま時が過ぎ太陽が昇ると、砂の海はあっという間に気温を上げるだろう。 そうなれば、夜空に散らばっている星たちは見えなくなってしまう。 名残惜しくて、ユーリルは天空を振り仰いだ。 命を落とした仲間たちは――クリフトやトルネコは、あの空で星となって瞬いているのだろうか。 そっと、目を閉じる。 瞼の裏に浮かんだ神官と商人の姿に小さく祈りを捧げ、ユーリルはすぐに歩みを再開する。 悲しみに暮れ、いつまでも立ち止まっているわけにはいかない。 嘆きに引きずられ、ずっと足踏みをし続けていてはならない。 何故ならば彼は人々の希望であり、人類を救うために立ち上がるべき運命を背負った勇者なのだから。 強くあるべきだ。何があっても不屈の心を持ち、強くあらねばならない。 故に、物言わぬ屍と化した仲間の首を、その手で握り潰した。 後悔はしていない。間違った行動だったとは思わない。 それが、勇者として必要だと判断したから。勇者としてすべき行動だったから。 砂に足を捉われながらも、ユーリルは確かな足取りを地に刻んでいく。 躊躇せずに進む彼が向かうのは、砂漠に屹立する一本の塔。 先ほど見えた閃光に関わる誰かが、潜んでいる可能性がある建造物。 出会う人物に力がないのなら、絶対に守ると誓って。 平気で命を奪う人物と遭遇したなら、必ず倒すと決意して。 ユーリルは真っ直ぐに歩いていく。 勇者としての使命を、その胸に抱いたままで。 ◆◆ その塔は一本道ではあるが、奇妙な構造をしていた。 塔というものは通常、下から上へと向かうものだ。 地下にフロアが存在する場合もあるが、ひたすら下に向かうというケースはほぼないと言っていい。 だが、その塔は違った。 螺旋状の下り階段ばかりで、地上より高いフロアに通じる道は見当たらない。 塔と言うよりも、洞窟という表現が相応しいその建造物は、かなりの深さを有していそうだった。 幅の広い螺旋階段の真ん中を、ユーリルが一人降りていく。 落ちる床で通路が作られた部屋を抜けてきたが、今のところ、塔の中に彼以外の気配はない。 両脇が吹き抜けとなっているこの階段に誰かが潜んでいるとは考えにくい。 それでもユーリルは、足音を立てないように気を払う。 長い螺旋階段を降りると、大きな部屋へと通じる路に至る。 どうやらこの塔は、螺旋階段の合間にいくつか部屋があるようだ。 警戒しておいて、損はない。 そう判断したユーリルは、すぐに部屋へと足を踏み入れず、息を潜め背を壁に預けた。 耳をそばだててみるが、特に物音は聞こえない。 続いて、慎重に振り返り中を覗き見る。扉は付いていないので、さしたる苦労をせずに様子を窺えた。 見えたのは大きな石版と、そして。 石版にもたれかかって座る髪の長い女性と、彼女の膝を枕にして目を閉じている赤い髪の幼子だった。 女性は幼子の髪に触れ、幼子は愛らしい寝顔で夢の世界に浸っている。 そこには、温もりと慈愛が満ちていた。 血生臭い殺し合いとはかけ離れた優しい光景に、ユーリルは思わず頬を緩ませる。 温かな安堵感を覚えたユーリルは、そのまま部屋に入ろうとして、ふと足を止めた。 急に見知らぬ男が現れたら、驚かせてしまうかもしれない。 この島にいる人間は皆、魔王オディオに命を握られ、殺し合いを強要されているのだ。 誰に狙われ傷つけられ殺されるか分からないこの状況で、見ず知らずの他人を簡単に信用できるはずがない。 またひょっとすると、先の光が放たれる原因となった戦闘に、彼女たちが関わっていた可能性もある。 もしもそうならば、警戒心を強めているのが普通だろう。 一声かければいいのかもしれないが、的確な挨拶の言葉が見当たらない。 腕を組んで床を眺め、頭を捻る。 警戒や緊張を解きほぐせる言葉を投げかけたいと、そう考え始めて。 一人の商人に、思い当たる。 ――こういうのは、トルネコが得意なんだよな……。 大げさに頭を振って、その面影を拭い去る。 まだ引きずっている自分に嫌気が差して、ユーリルは自分に言い聞かせる。 僕は、勇者なのだ。 生きている人々のために剣を取り、魔を打ち払う宿命を背負っているのだ。 デスピサロだけでなく、あらゆる危機から人々を守るための存在なのだ。 だから、勇者として、もっとしっかりしなければ。 何度も繰り返し、強く強く言い聞かせる。 勇者という言葉を、唯一の拠り所とするように。 勇者という言葉が、ユーリルの全てであるように。 そんな自己暗示めいた思考を断ち切ったのは、部屋から届いた声だった。 「……誰か、いるんでしょう? 覗き見の楽しさは分かるけど、出てきてくれないかしら?」 ユーリルは、顔を上げる。 勇者の名に相応しい表情で、呼び声に相対するために。 部屋に入ると、女性は会釈をして迎えてくれる。だからユーリルも、礼を返し、そして言う。 「ユーリルです。勇者、ユーリル」 敢えて勇者と告げたのは、女性に身分を明かすためというよりも、自身のためだった。 すると、女性は整った眉を小さく持ち上げた。 「……勇者?」 確認するように問うてくる女性に、ユーリルは首を縦に振る。 自分の存在が、彼女に希望を与えられればと願いながら。 「そう。勇者、か」 何か引っ掛かりを覚えたかのように、女性は目を伏せる。その様からは、希望の色は見られない。 どうかしたのかと、尋ねようとする。 だが、ユーリルの疑問が声となるよりも早く、女性が口を開いた。 「わたしはアナスタシア・ルン・ヴァレリア。この子は、ちょこちゃん。 この子に付き合って塔を探検してたんだけど、仕掛けの解き方を考えてるうちに寝ちゃったのよ」 女性――アナスタシアは背後の石版を指差す。 「一応、わたしは分かったんだけどね。ちょこちゃんが自分の力で解きたがってたから黙ってたの。 無邪気な、子だわ」 何処となく辛そうな声音で言って、ちょこに目を落とすアナスタシア。つられて、ユーリルも幼子の顔を見る。 規則的な寝息を立てるちょこは、本当に無邪気な顔をしている。 ちょこの小さな首にもやはり、命を消し飛ばす首輪があった。 胸に灼熱の感情が込み上げてきて、ユーリルは拳を強く握り締める。 その感情とは、こんな小さな子どもにまで殺し合いを強要する、魔王オディオへの激怒だ。 どんな理由があっても、このような罪なき子どもの命を弄ぶなど、許せる行為ではない。 「魔王……許せない」 憤怒に押し出され呟きが漏れる。 人々を守り魔王を打倒すると決意しているユーリルにとって、勇者にとって、それはごく自然で当然の感情だ。 「――あなたが、勇者だから?」 だからその問いに、ユーリルは迷わずに頷いた。 するとアナスタシアは、またも目を伏せる。 憂いを孕んだその顔はとても美しいが、ユーリルは、何かまずいことを言っただろうかと不安になる。 「『勇者』って、何? どういう存在なの?」 前触れもなく、ぽつりと問いが落とされた。 何故そんなことを聞くのだろうと首を傾げながらも、ユーリルはすぐに答える。 弱き人々を守るために剣を取り、彼らを脅かす悪と戦う者だと。 迷わずに言い切り、逆に問う。 何故そんな質問をするのか、と。 「よく知っているからよ。『英雄』と呼ばれた、たった一人の女の子のことをね。 少し、聞いてくれるかしら?」 ユーリルが頷くと、アナスタシアは目を伏せ、口を開いた。 ◆◆ 「<剣の聖女>の話を、知っている?」 その問いに、勇者と名乗った少年――ユーリルは首を横に振った。 どうやら、誰もが知っているわけでもないらしい。 だが、その方が都合はいい。知らない方がきっと、率直に受け止められるだろう。 アナスタシアは、語る。 世界を焼き尽くそうとする焔の災厄――魔神ロードブレイザーを、命を掛けて封印した『英雄』の物語を。 ――その少女は、伝説の剣を携え一柱の神――ガーディアン・ルシエドを引き連れて、強大な災厄に立ち向かった。 それはファルガイアの人々に伝わっている通りの、英雄性に満ちた英雄譚。 ――その少女は、自らの身と命を引き換えにして、災厄の元凶である焔の魔神を封印した。 それは<剣の聖女>の本質には全く触れられない、後世に伝えられた伝承。 ――たった一人の女の子を犠牲にして、世界と人々は救われた。 ――かくして少女は、世界を救った英雄――<剣の聖女>と称えられて崇められた。 ――そして、剣の少女の血を引く者は『英雄の血族』として、特別視されるようになった。 そんな物語をアナスタシアは、語り終えた。書物に記された文字をなぞるように、淡々と。 アナスタシアが口を閉ざしたとき、小さな拍手が部屋に響いた。 眠るちょこを気にしているため控えめだが、確かな拍手を聞きながら、アナスタシアは問う。 「このお話に出てくる英雄は、『選ばれた勇者』だと思う?」 何故こんなことを尋ねているんだろう。 そもそも何故、この話をしたんだろう。 考えながら、答えを聞く。 ユーリルは迷わずに、何度も頷いた。 「じゃあその英雄は、どうして選ばれたのかしらね?」 ユーリルの答えを、アナスタシアは聞く。 「彼女は特別な存在で、英雄になるべき人物だったから」 アナスタシアは、内心で溜息を吐いた。 ユーリルにとって『英雄』というものは、本当に特別で栄えある存在に映っているらしい。 彼自身が、<剣の聖女>と同じ立場にあるというのに、だ。 アナスタシアはふと気付く。 少なからず、失望を覚えていることに。 それが分かったとき、この話をした理由も尋ねた訳も見えてきた。 同じような立場にあるユーリルならば『英雄』の本質を悟ってくれると。 <剣の聖女>に共感してくれると、期待していたからだ。 しかし叶わなかった。 きっと、彼は心から『勇者』という称号を誇りとしているからだろう。 誇りを持つことを悪いと断じはしない。 それでもせめて、知っておいて欲しかった。 『英雄』や『勇者』という称号が、美しく高貴な意味を持つだけではないということを。 完全にアナスタシアの我儘だ。 自覚していながらも、告げずにはいられない。 「彼女は特別でも何でもなかったわ。 お友達とお喋りをして、素敵な恋をしたいと願っていた普通の女の子だった。 ただ、大好きな人たちを失いたくないって、そして、絶対に死にたくないって、心から望んでいただけ。 世界のことなんて一度も考えず、自分と、自分の周りのことだけしか考えていなかった。 だからね、その血を引いていることなんて何の意味もない。 英雄の子孫たちが特別だなんて、思い込みでしかないの」 押し黙るユーリルを無視し、アナスタシアは再び語る。 先ほど物語を話したときとは違い、生の感情が篭った言葉で、朗々と。 「<剣の聖女>は『勇者』でも『英雄』でも『聖女』でもないわ」 アナスタシアはそこで一度言葉を区切り、息を吸い、ユーリルの目を真正面から見据える。 「彼女は、絶対的な脅威の前に差し出された――『生贄』よ」 目を見開いたユーリルが息を呑む。それでもアナスタシアは黙らない。 苛烈な攻撃を掛けるように、<剣の聖女>の言葉を告げていく。 「皆が強く望めばよかった。 大切なものを守りたいと、絶対に生きたいと、誰もが望めば、きっと災厄を払えたのに。 でも、人々はそうはしなかった。たった一人の女の子に全てを任せ、何もかもを押し付けたの。 その結果、誰よりも生きたいと望んでいた女の子は命を落としたわ」 深く長い息を吐くアナスタシア。 彼女の視線の先、ユーリルは俯いている。 そんな彼を叩き落すように、アナスタシアは続ける。 「もう一度訊くわね。――『勇者』って、何?」 言葉の向かう先、ユーリルは黙っている。 俯いて、黙っている。 ◆◆ かつん、かつん、かつん。 硬い足音だけが一つ、螺旋階段に残響する。 重い足取りで階段を昇るのは、ユーリルだ。 降りるときは足音を消して歩いていたのに、今は、耳障りなくらいに足音が鳴っている。 それ以外の音がないせいで、たった一人ぼっちになったように錯覚し、寂寥感が喉に詰まる。 人恋しいなら、少しだけ戻ればいい。 そこにはアナスタシアと、ちょこがいるのだ。 だが、彼女らの元へと戻るのは気が進まなくて、階段を上がり地上へと向かう。 かつん、かつん、かつん。 小屋から見えた紅の閃光のことなど、頭から吹き飛んでいた。 ただただ、アナスタシアが語った物語だけが、ぐるぐると回っている。 その物語には『英雄』や『勇者』など出てこない。 登場するのは、世界を滅ぼす災厄と、無責任な人々と、たった一人の『生贄』だけ。 『英雄』の実体が『生贄』だとするならば、『英雄』と同義である『勇者』である自分は。 実のところ、体のいい『生贄』でしかなかったのだろうか。 かつん、かつん、かつん。 違う。そうじゃない。 少なくとも、彼が住んでいた村の人たちは――シンシアたちは、ユーリルを守るために戦い命を落とした。 何もかもを『勇者』に押し付けようとしたのなら、彼らが魔物に立ち向かったりしないはずだ。 そしてユーリルは一人ではなかった。七人の仲間が、導かれし者たちがいたのだ。 彼らは決して、ユーリルに全てを任せはしなかった。自らの意志で、戦ってくれた。 だから、違う。『生贄』なんかじゃない。 ――本当に? 別れたアナスタシアの声が、脳裏に響いた。 アナスタシアはまるで、<剣の聖女>の亡霊のように囁いてくる。 その声に、ユーリルは頷けなかった。話を聞く前ならば、惑うことなく首肯できたはずなのに。 それだけではない。 勇者とは何か、という問いにだって、答えられたはずなのに。 かつん、かつん、かつん。 ユーリルは今、生きている。デスピサロと対峙しても、こうして生き延びている。 しかし、もしも<剣の聖女>のように、デスピサロと刺し違えていたら。 そうなっていたら、人々は、『勇者』の死に嘆き悲しむのだろうか。 あるいは。 『生贄』を犠牲にすることで得た平和に喜び打ち震えるのだろうか。 アナスタシアは、こうも言っていた。 <剣の聖女>は、普通の少女だったと。 それはつまり、『英雄』になるためには、特別な資質など必要ないということを意味している。 ユーリルはもう一度、仮定する。 もしも本当は。 天空人の血など無関係に、誰だって『勇者』になれるとすれば。 ――どうして僕が、こんなに辛くて、怖くて、苦しい思いをしなければならない? ずっと住んでいた村が滅んだときは、とても悲しかった。 デスピサロを始めとして、様々な魔物との戦闘は、本当はとても怖かった。 クリフトの死を目の当たりにしたときも、事切れたトルネコを見たときも、とても辛かった。 本当はあんな風に、トルネコの遺体から、首を千切りたくなんて、なかった。 だが。 特別な存在であると。 自分がやらなければ誰にも出来ないと。 そう信じていれば、耐えられた。我慢できた。乗り越えられた。 なのに。 誰でもよかったなんて、そんなの、酷すぎる。 誰でもいいのなら、他の人でもいいはずなのに。 そこまで考えて、ユーリルは思い至る。 ――ああ、そうか。やっぱり『勇者』なんてものは『生贄』なのかな。 特別な『勇者』になってしまったら、使命という荷物を背負わされ、悲哀や恐怖や辛苦を押し付けられ、全てに耐えることを強要されるのだ。 誰とも変わらない一人の、普通の人間だというのに。 これが『生贄』でないというのなら、何だというのだろう。 ひょっとすると、誰も気付いていないだけで。 ユーリルを育て守ってくれた村人たちも、共に戦った仲間たちも皆、平和のために捧げられた『生贄』だったのかもしれない。 ――どうして、どうして、僕なんだ……? かつん、かつん、かつん。 思惟の底に沈んでいる間に、気付けば螺旋階段を昇りきっていて、塔の入り口まで戻ってきていた。 開け放たれた出入り口から見える空は、朝へと近づいている。 ユーリルは外に出るや否や、クロノと再会を約束した教会へと駆け出した。 まるで、遭遇してしまった亡霊の前から逃げ去るように。 砂に足を取られ転びそうになりながらも、必死で走る少年の胸で、拠り所が揺れる。 何事をも耐えるための強さであった拠り所が、ぐらぐらと、大きく激しく、揺れ動く――。 【F-3 東部 一日目 早朝】 【ユーリル(DQ4男勇者)@ドラゴンクエストIV】 [状態]:疲労(中)。『勇者』という拠り所を見失っており、精神的に追い詰められている。 [装備]:最強バンテージ@LIVEALIVE、天使の羽@ファイナルファンタジーVI [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:打倒オディオ 1:急ぎ教会へと向かいクロノと合流したい。 2:打倒オディオのため仲間を探す。 3:ピサロに多少の警戒感。 4:ロザリーも保護する。 [備考]: ※自分とクロノの仲間、要注意人物、世界を把握。 ※参戦時期は六章終了後、エンディングでマーニャと別れ一人村に帰ろうとしていたところです。 ※オディオは何らかの時を超える力を持っている。 その力と世界樹の葉を組み合わせての死者蘇生が可能。 以上二つを考えましたが、当面黙っているつもりです。 ◆◆ 寝息がだけ落ちる部屋でアナスタシアは、ちょこの髪の柔らかさを掌で、小さな頭の重さを脚で感じていた。 ユーリルがこの場にいないのは、アナスタシアが同行するのを避けたためだ。 彼と共に行動すれば戦力は増すだろうが、ちょこが彼に懐いてしまうのは避けたかった。 ユーリルに情が移ってしまうと、ちょこが彼と戦えなくなる可能性が高い。 力を持つちょこには、アナスタシアだけを守るため、他の人間全てと戦ってもらわなければ困るのだ。 不信感を抱かせずに別れられたのは、ユーリルの意識を揺さぶってあったおかげだろう。 意図したわけではないが、結果的にあの話が功を奏したと考えられる。 去っていく足音は、もう聞こえない。 『勇者』という肩書きに誇りを抱いていた少年は、どうなるだろう。 自分を見失い彷徨し、その果てに死ぬのならそれでいい。 しかし願わくば自暴自棄になり、他の人物を殺して回って欲しいところだ。 死者が増えるほど、心底渇望する『生』へと近づけるのだから。 汚さと醜さを強く自覚して、アナスタシアの顔に嘲りが浮かび上がる。 生きるために初対面の子どもを利用し、見知らぬ少年の心を押し倒した。 挙句の果てに、彼らを含めた数人の死を望んでいる。 こんな人間が聖女などお笑い種だ。 これほどの欲望に塗れているから、『生贄』に選ばれてしまったのだろう。 それでも、飽くなき欲は止められない。手にしたチャンスは逃したくない。 もっとずっと、生きたくて生きたくて生きたくて、たまらない。 たとえ、他の全てを奪いつくしたとしても。 そのために、ユーリルにも役に立って欲しい。 しかし、そうはならなかったら。 ユーリルが答えを見つけ、<剣の聖女>とは違う道を歩けたなら。 <剣の聖女>が見つけられなかった答えを出せたのなら。 彼は『生贄』ではなく、『勇者』となれるのだろうか。 それが羨ましいわけではない。特別な称号など欲しくない。 アナスタシアはあくまで、ずっと普通の人間でいたい。 だが、興味はある。 故にもし『勇者』と名乗る彼にもう一度会えたなら、そのときは繰り返し、同じ質問をしてみたい。 そして、ぼんやりと思案する。 ユーリルが彼だけの答えを得て、真の『勇者』になったなら。 ――わたしは守ってもらえるのかな。それとも、裁かれるのかな。 考えるアナスタシアの膝の上、寝返りを打ったちょこが目を擦っている。 どうやら目を覚ましたらしい。 だから、アナスタシアは笑いかける。他でもない、自分のために。 それは、聖女を連想させる、美しい笑みだった。 【F-4 砂漠の塔(背塔螺旋) 一日目 早朝】 【アナスタシア・ルン・ヴァレリア@WILD ARMS 2nd IGNITION】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:不明支給品1~3個(負けない、生き残るのに適したもの)、基本支給品一式 [思考] 基本:生きたい。そのうち殺し合いに乗るつもり。ちょこを『力』として利用する。 1:砂漠からの脱出。 2:背塔螺旋の探索、あるいは別の施設を見て回る。 3:『勇者』ユーリルに再度出会ったら、もう一度「『勇者』とは何か」を尋ねる。 [備考] ※参戦時期はED後です。 ※名簿を未確認なまま解読不能までに燃やしました。 ※ちょこを『力』を持つ少女だと認識しました。 ※ちょこの支給品と自分の支給品から、『負けない、生き残るのに適したもの』を選別しました。 例えば、防具、回復アイテム、逃走手段などです。 ※襲ってきた相手(ビジュ)の名前は知りません。 【ちょこ@アークザラッドⅡ】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:不明支給品1~3個(生き残るのに適したもの以外)、基本支給品一式 [思考] 基本:おねーさんといっしょなの! おねーさんを守るの! 1:逆さまな塔を探索するのー! でも、なぞなぞが難しくて扉が開かないの…… 2:『しんこんりょこー』の途中なのー! 色々なところに行きたいの! [備考] ※参戦時期は不明。 ※殺し合いのルールを理解していません。名簿は見ないままアナスタシアに燃やされました。 ※アナスタシアに道具を入れ替えられました。生き残るのに適したもの以外です。 ただ、あくまでも、『一般に役立つもの』を取られたわけでは無いので、一概にハズレばかり掴まされたとは限りません。 ※襲ってきた相手(ビジュ)の名前は知りません。 時系列順で読む BACK△047 勇者の強さ、人の弱さNext▼049 傍らにいぬ君よ 投下順で読む BACK△047 勇者の強さ、人の弱さNext▼049 傍らにいぬ君よ 032 ですろり~チカラ~ アナスタシア 068 ヘクトル、『空』を飛ぶ ちょこ 038 白黒パッチワーク ユーリル 074 ユーリル、『雷』に沈黙する ▲
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/1245.html
70: 名無しさん(ザコ) :2018/04/27(金) 22 19 58 ID DUoTe6Wo0 原作知らないから性能評価だけで アナスタシア=ルン=ヴァレリア(ワイルドアームズ2nd) 早々に気力110にしてアークインパルスを撃ち込みつつ、 リフレッシュで回復を担う大砲兼ヒーラー。 無消費1500もあるが、格闘132なのでそこまで火力は出ない。 生存性能はSPと能力が優秀なので後衛として十分以上に持つ。 気力の確保のために前に出るときだけ注意して、 気力がたまったら後ろに引っ込んで後衛に徹しよう。 [[アイテム]]でENさえ補強できればスタメン入りは確実と言っていい。 あとは射程強化があれば後衛としても戦いやすくなる。